
中坊のころのメタル好きの同級生が「ジャパメタで
ラウドネスとこのバンドだけはすごい」と教えてくれたのがバウワウ。知識がなくって申し訳ないんですが、「VOW WOW」じゃなくて「BOW WOW」といっていた時代がありませんでしたか?あれって他のバンドなのかなあ、あれもハードロックだった気が…。まあいいや、これもラウドネスみたいに友人の推薦にしたがって聴いてみたらメッチャクチャにカッコよかった!!人の言う事はきくもんですね(^^)。
当時流行していたLAメタルより、こっちの方がぜんぜんいいと思ってました。そして、久々に聴いた今どう思ったかというと…いや~当時と同じ感想です、洋楽全盛の時代に「あっちよりこっちの方がすごいじゃん」とちゃんと言えていた自分はえらいよ正しいよ(^^)。そうそう、アルバムタイトルからして5枚目のアルバムかとずっと思ってたんですが、4枚目なんですね。。あれ?という事はこれは5じゃなくってブイなのか?
ラウドネスも大好きですが(といっても2枚しか聴いた事ない^^;)、VOW WOW のカッコよさはちょっとレベルが違うなあって思っちゃいます。ラウドネスのところで書いたみたいに、80年代のロックという感じで、海外の音楽をコピーしたところは同じだけど、こっちはもう少し先に進んでて、メタル以外の色んな洋楽もコピーして、それを配合して何ができるか…みたいな事をやっている感じ。豆はどれも海外から持ってきたものだけど、そのブレンドや豆の煎り方やドリップ方法は当店オリジナルで当店独自の風味になってますよ、みたいな。だから、これをヘビーメタルと呼びたくない気分でいっぱい。ハードロックと呼ぶのですらちょっと違う気がしちゃいます。ニューウェイブ的な実験精神があるメタル、みたいな感じかな?
あと、なんというのか…ヴォーカルもギターも他のプレイヤーも、すっごくうまいです。ロックとかジャズとかクラシックとかそういう事じゃなくって、音楽を演奏するレベルが、ちゃんとその音楽での達人レベルに達してる感じ。ラウドネスやVOW WOW がいたもんだから、以降のLUNA SEA やらX JAPAN やらがみんな「ビジュアル系」という色モノに括られてしまったという、後輩ロックバンドからすると恨めしい存在だったかもしれません。それぐらい、プレイがスゴい。
このまえ、ソニーやユニバーサルの今の日本のメジャーレコード会社の所属アーティスト一覧を眺めてたんですが、メジャーレコード会社はまともなレベルに達しているプレイヤーとは契約したくないと思っているのかと思うほど、所属アーティスト一覧が残念な状況でした。でも80年代はメジャーレコード会社もこういうハイレベルのミュージシャンと契約していたんですよね。ジャズやクラシックでも80年代は日野皓さんや内田光子さんがメジャーから出していたんですよね。今じゃ寺○○子とか葉○瀬○郎だよ、本人たちが悪いわけじゃない、すごい人と契約しないメジャーが悪い、そりゃ当時の方が音楽がおもしろくって当然だろうと思います。今となってはジャズもロックもクラシックもすごい人はみんな独立系レーベル主導になってますが、こういうホンモノをメジャーがバシバシ出してた時代があったんですよね。
日本のロックの大名盤だと思います!!
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今じゃ「メタルなんて」って感じですが、前記事のラウドネスと、このVow Wowは当時よく聴きました。
おっしゃるように、このアルバムのVow Wowは群を抜いてましたよね。「メタル」で括られてしまったのが逆に損してるくらい、ジャンルを越えて唯一無二のすんげえ音を出してたと思います。