『The Beach Boys / Summer Days (and Summer Nights !)』

BeachBoysSummerDays.jpg ビーチボーイズの「LONELY SEA」に感動したボクは、次に「California Girls」という曲を聴いて叩きのめされてしまいました。それまでの僕は、邦楽より洋楽、巨人より阪神、馬場より猪木という人だったので、とうぜんポップスよりロックの方がぜんぜんいいという価値観にあったわけですが(^^;)、「カリフォルニア・ガールズ」の完成度のすごさに「うわあ、ポップスすげえ…」となってしまったのです。ポップスなので、耳ざわりよく人を心地よく楽しませるよう作ってあると思うんですが、「カリフォルニア・ガールズ」のイントロやサビの連続転調、コーラスワークの完成度、単なるコーラスの繰り返しでなく徐々に厚みと変化を与えるアレンジ能力の高さ…もう、これ以上の完成度を持つポップスなんてなかなかないんじゃないかという素晴らしさ。それはこの一曲だけじゃなく、「LET HIM RUN WILD」などなど、他の曲にも言えます。素晴らしいコーラスを武器に、長年のキャリアを積みながら、作曲やアレンジがついにここまでのレベルに来たのか…という感じ。本当に見事、ビートルズですらここまで完成度の高いポップ・アルバムは作れなかったんじゃないかなあ。僕にとってのビーチボーイズ最高傑作はサーフィンUSAでもスマイルでもペットサウンズでもなく、間違いなくこのアルバム。いつ聴いてもいいです。それどころか、50年代から続いたアメリカン・ポップスのひとつの頂点とすらいえるかも。コーラスもののポップスでは、ビートルズでもアバでもなく、この時期のビーチボーイズだと思ってます。

 この先、ビーチボーイズは「ビーチボーイズ」というバンド名からは想像もできないようなディープな世界に突っ走ります。これがまたすごいんですが、でもアーティストとしての完成度はさらに磨かれていく一方で、ポップスとしての気持ちよさは徐々に犠牲になってしまいました。ペット・サウンズは完成度は高いとは思うんですが、ポップスの気持ち良さが失われてしまったというか、偏執的でどこか病的に感じるんですよね…。そういう意味でも、ビーチボーイズを聴くならペットサウンズだけじゃなくって、ポップスとしての最高峰のこのアルバムもぜひ聴いていただきたいなあ、と(^^)。

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No title

そうきましたか!
言われてみれば確かにそうかもしれませんね。
バランスも絶妙だし、アレンジも以前より隙なく作ってある気がします。それまでのビーチボーイズ音楽の集大成かもしれません。

Then I Kissed Heや You're So Good To Me も好きです。

ただ、この方向性についてはもうやり切った、と感じたのかも。

昔このCD持っていたのですが引っ越しのときに無くしてしまって惜しいことをしました・・・

ジャケット、長袖・半袖・水着と・・・いったいいつの季節なのかよくわからない(笑)

Re: No title

宮国さん、書き込みありがとうございます!

そうですね、ひとつの方向性の集大成的なアルバムってありますよね。それが最高傑作になるんだけど、それ以上続けられなくなってバンドが解散したり、方向転換したり。ビーチボーイズにとっては、このアルバムがデビュー以降の集大成だったのかも。

ジャケットは突っ込みどころありまくりですが、そこを突っ込むならビーチボーイズなのに誰もサーフィン出来ないという時点で、こんな所に突っ込んでいてはビーチボーイズの音楽なんて聞けないってことなのかも(^^)。

夏だ!海だ!ビーチ・ボーイズだ!

こんにちは!
夏は、ビートルズやストーンズより
ビーチ・ボーイズをやはりよく聴きますね。

>邦楽より洋楽、巨人より阪神、馬場より猪木という人だったので・・・

演歌より歌謡曲、巨人より中日、馬場よりミル・マスカラスが好きでした。(笑)

Re: 夏だ!海だ!ビーチ・ボーイズだ!

moondreams さん、書き込みありがとうございます!

夏はやっぱりビーチボーイズですよね!
プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです(ノ^-^)ノ
音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。
プロでも評論家でもありませんので、たいした事は書けないかも知れませんが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!! レコ芸に載っていた近藤譲さんの新譜、室内楽作品集みたい。好きな作曲家なんで聴きたいんですが、持っている2枚のALM盤と4曲かぶってるので悩み中…
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