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Category: 小学生並みの感想   Tags: ---

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Blue Note Jazz Festival in Japan 2017 の中止で思った事

開催中止のお知らせ Blue Note ジャズフェス20179月23日と24日に開催予定だったブルーノート・ジャズフェスティバルinジャパンが中止になったそうです。
http://bluenotejazzfestival.jp/
http://bluenotejazzfestival.jp/news/announcement/

発表が昨日の9/14なので、開催9日前の発表ですか。参加アーティスト数がけっこうな数なので、よく中止に出来たもんだと逆に感心しちゃいました(^^;)。しかし、いちばんびっくりしたのは中止の理由。「ヘッド・ライナーであるドナルド・フェイゲン&ザ・ナイトフライヤーズを軸に各アーティストに出演のお願いをし、プログラムを組み立ててきたなかで、主催者としてはドナルド・フェイゲン&ザ・ナイトフライヤーズの出演無くしては、この音楽フェスティバルを成り立たせることは難しいと考え、開催中止」とのこと。ええ~、ジャズ・フェスティバルのメインアクトがドナルド・フェイゲンだったのかよ(;_;)。こういうフェスをジャズファンは観に行くんだろうか、やったとしても客席にはジャズファンではない人しかいないんじゃなかろうか。ついでに他の出演者もチェックしてみたところ…ぜんぜんジャズじゃねえええ(;_;)。そりゃ日本でジャズの人気もなくなるわな、これじゃジャズってどういうものか知らない人は知らないまま終わる気がする。こういうプログラムが悪いというわけじゃないけど、こういうプログラムで「ジャズ・フェスティバル」と名乗るのは反則な気がするなあ。
 ドナルド・フェイゲンさんって、スティーリーダンとか、大ヒットした『ナイトフライ』とかの人。来日できなくなったナイトフライヤーズというのも、僕が聴いたかぎりではほぼスティーリー・ダン。フュージョンタッチのポップスです。当初からフュージョン寄りの都会的なポップスをやってましたし、すばらしいポップスの作り手だとは思いますが、これをジャズと言っちゃうのはやっぱり違うんじゃないのかなあ。それって、人気があるからってソフトボールの選手を野球の代表のキャプテンに選ぶようなものなんじゃなかろうか。そして、そういうものを野球のファンが「なんだよ、人気があれば何でもいいのか」と怒っても当然という気がするんだけどなあ。まあ、ブルーノート東京自体が、音楽どうこうよりも金持ちのデートコースみたいな匂いプンプンだし、ジャズに愛情があってそれを聴かせようという店とも思えませんが…。

 似たようなことを経験したことがあります。僕が若いころ、マウント・フジ・ジャズ・フェスティバルというのをやってまして(今もやってる?)、最初の頃はカーメン・マクレエとかの大物からアンドリュー・ヒルみたいなちょっと通好みの人まで出てて、ディレクターが本当にジャズ好きなんだろうなあ、ジャズをよく知らない人もディープなファンも楽しめるような、良く練られたキャスティングとプログラムだなあ、という感じでした。ところが、集客がつき始めたころからスポンサーやら事務所やらレコード会社やらの意向をきかなきゃならなくなったのか、どんどんつまらないプログラムになっていって、最終的には聴く前から「こんなの面白くなるわけがないじゃん、これで観に来いっていうの?」となり、ファンだってそんなのに行くわけもなく、けっきょくにフェスティバル終了。

 意味や内容をここまでないがしろにして集客や金儲けを優先する風潮って、いつからなんでしょうね。雑誌でもCDでもフェスティバルでも、ディレクターさんは本当に伝えたいものをちゃんと前に押し出さないと、音楽なんてろくにわかってないスポンサーの担当者のいいなりになっちゃうだけで、内容なんてどんどん落ちてしまう気がします。音楽ってマジメに追及するとジャンル問わず広く深いもので、ライトなものもディープなものも、左派も右派も、未熟なものも熟練したものも色々ありますが、そういう中でフェスティバルみたいに複数の人が出演できるイベントで、ことごとく上澄みばかりすくってるのを見せつけられると、狙ってるんじゃなくってそもそも分かってないんじゃないかと疑ってしまうんですよね。通好みのもので固めろとは言わないけど、ディープなファンもライトファンも楽しめるプログラムだって組めるはず。こんなプログラムじゃ、「なんだよジャズフェスとかいってぜんぜんジャズじゃねえ、ポップスに毛が生えた程度のものばっかり。ジャズを好きな人がこんなプログラム組むなんて考えられないし、ジャズ好きな人が聴きに来るとも思えない。ポップスに毛が生えた程度のジャズしか知らないシロウトか金儲けしか頭にないギョーカイ人が金儲けしたくてやってるだけなんじゃないの」と思われたってしかたがないんじゃないかと。音楽を好きで何年も追いかけてる人に「いくらなんでもこりゃ酷すぎるだろう」って思われちゃうレベルのものを提供するって、それでいいのかなあ。なにやるにも、もうすこし意味や内容をちゃんと考えてほしいなあ。

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Comments
熱くなりました 
そうですか、Blue Note Jazz Festivalでそんなアクシデントがあったのですか。
今、HPを見てみると、ドナルド・フェイゲンは多数の出演者のone of themでしかないような。確かに格は大物でしょうが。
私としては、ジャンルレッテル張りなんてビジネス上の勝手な都合だろうし、本流ジャズは日本ではほぼ死んでいると思っているので、それ以上の感想はないのですが。

Bach Bachさんの記事で、一番うなずいたのは「ブルーノート東京自体が、音楽どうこう‥‥‥店とも思えませんが…。」のところです。
この夏にNYに行って深く感じたのは、向こうは超1流アーティストのライブでも3000円から5000円程度、飲み物はコーラ1杯とか。超有名ミュージカルも同等。さらに当日券は半額にディスカウントされてそこに皆が並ぶ。父親が、子供やおばあちゃんを連れてきて、チックコリアを楽しんじゃうような、それがまったく違和感なく行われている。
日本のBlue Note やBilllboardは(時々行きますが)、音楽を余り知らない金持ちが女の子連れて遊びに来るところか?という雰囲気が鼻につくことがありますよね。
2名で2万5千円ってどういうこと?みたいな。
これだから音楽や演劇みたいな文化が、本当の意味で大衆に根付かないんだよなと。
すいません、私も熱くなりました。
Re: 熱くなりました 
AKIさん、書き込みありがとうございます!
ブルーノート東京ってそうですよね。この前のAKIさんの日記で、NYのブルーノートに行った記事を読ませていただいて、「ああ、むこうのブルーノートは日本のピットインみたいな感じなのかなあ。いいプログラムを組んで、おいしいジャズを聴けそうでいいなあ」なんて思ってました。Youtube でBlue Note NY のステージでパット・マルティーノの演奏を見た事があるんですが、デートコースのBGMなんかじゃなくって、若い人もおじいちゃんおばあちゃんも音楽を聴いてすごく盛り上がっていたのを見て、いいな~と思った事をおもい出しました。

日本のメインストリームジャズは、今もすばらしい音楽があると僕は思ってます。右か左か、あるいはライトかディープかは別にして、レベルが高いという意味です。問題は、大きくジャズを謳っているこういう大きなフェスや「JAZZJAPAN」や「JazzLife」みたいな大きな雑誌がまったく取りあげないもんだから、そういうジャズの存在を一般の人が目にする機会がぜんぜんなくて、そんなものがあるという事すら知られてない状況に陥ってる所にあると思うんですよね。これはタンゴと比較すると良く分かる気がします。今は日本のタンゴも熱いですが(数年前に、年間ベスト1に選んだ喜多直毅Qとかすごい!)、こっちは「ラティーナ」という雑誌がそういうのをちゃんと取り上げるし、東京の夏音楽祭とか武満ホールとかの定期公演もそういうのをちゃんと拾いあげるので、ラテン音楽ファンはそういうものがある事も、その魅力もみんな知っている気がします。たぶん、今の日本のジャズで崩れてるのは、ミュージシャンというよりも、ミュージシャンとファンをつなぐ間にいるレコードレーベルやフェスティバルやメディアのディレクターの音楽に対する考え方なんだと思います。

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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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