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書籍『管弦楽法』 ウォルター・ピストン

Kangengakuhou_piston.jpg 管弦楽の曲を書きたいと思ったら、和声法の勉強だけだとちょっと足りません。オーケストラで使われる楽器の音域とか特性とか使える奏法とか、また管楽器は移調楽器が多いのでその勉強とかもしないとね(^^)。そういう勉強は「管弦楽法」なんて呼ばれてます。これは、管弦楽法の本の中でも比較的ポピュラーな1冊。これ以外だと、有名作曲家のベルリオーズが書いた本とか、ゴジラの音楽で有名な伊福部さんが書いた本とか有名ですが、伊福部さんの本とかは2万円以上しますしね、ちょっとかじってみるには量も値段もあまりにヘビー、この本ぐらいから始めるのが一番いいかも。

 管弦楽法というのは、オーケストラで曲を書く方法が懇切丁寧に書かれているわけじゃなくって、楽器の特性や奏法、注意点、その楽譜の書き方…そういうのを学ぶのが最初です。第1バイオリンを2班に分けて二つのメロディを演奏させるときの書き方とか、ダブルリードのオーボエやバスーンは素早いフレーズの演奏をさせようとしてもけっこう難しいとか、音域によって音色が変わってしまう楽器の注意とか、そういうのですね(^^)。この本は大きく2部に分かれていますが、前半はまさにこれ。丁寧に書かれていて、これから管弦楽法を学ぼうという学生の頃の僕にはとても分かりやすかったです!
 後半は、管弦楽のオーケストレーションにかんする分析。この本の場合、「こういう場合はこうです」みたいな手取り足取りな教科書じゃなくって、色んな曲のオーケストレーションを分析して、それを類型化してある感じです。この本でのオーケストレーションの分類は、ユニソン、オブリガート、旋律と伴奏、パートライティング(主に4声部書法)、対位法、和弦という感じ。これらの実例を楽譜を見ながら分析して注意点とか効果のあったところとかを学ぶ感じです。いや~これは良かった、この第2部は管弦楽を書いてみようという人だけじゃなくて、管弦楽を聴いて楽しむ人も読んでおくと管弦楽がいっそう分かるようになって何倍も楽しめるようになるんじゃないかと思います(^^)。

 知識としては和声法とこの本ぐらいの管弦楽法ぐらいあれば十分で、あとは自分の好きな管弦楽を自分で分析して吸収していくのが、管弦楽作曲家への道なんでしょうね。管弦楽法の本は日本でもいっぱい訳されてそれなりの数が出てますが、あまりに初心者向けすぎて書いてないに等しい本というわけでもなく、かといって初心者にとって難解すぎる事もないので、管弦楽法の本を1冊だけ読むならこれじゃないでしょうか!

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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
2015年の年間ベストCDのトップに挙げた喜多直毅カルテットの新譜が出てました、気づかなかった。最近ラティーナを読んでなかったから、ラテン系の音楽の情報が途切れちゃってるんですよね。近所の本屋が潰れたのが大きいです。今はちょっと買えないけど、今年中には買いたいなあ。 intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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