え~っと、タイトルの通りです(^^)。これを覚えて、なんとなく通っぽくなろう!!
・スコルダトゥーラ scordatura :変則チューニングの事です。クラシックのヴァイオリンなんかでこの言葉を使う事があります。ロックギターを弾いてるお兄さんは、「変速チューニングで」「6弦をドロップDで」とか言わないで、「スコルダトゥーラしていい?」なんて使って、いつもエラそうな口をきいている生意気なメンバーの鼻をへし折っておきましょう。
・アゴーギク AGOGIK :デュナーミクは音の強弱で変化をつけていきますが、アゴーギクは速度に変化をつけて表現する感じ。この言葉を意識して演奏するだけで、表現豊かになるという優れもの!!ぜんぜんアゴーギクもデュナーミクもない演奏って多いですからね(^^;)。
・テンポを速度用語でいう :ロックやジャズのバンドで速度を指示する時、「アップテンポ」とか「スローで」とか言わず「もっとアダージョに」とか言いましょう。通っぽいです( ̄ー ̄)。あ、ちなみに覚えておくといい速度用語の絶対テンポの目安も書いておきます(^^)。
Largo かなり遅い 40-50 Lento ゆるやか 50-55 Adagio ゆっくり 60前後 Andante 歩くぐらいのゆったり 65-75 Moderato 中ぐらい 75-95 Allegretto ちょっと速い 95-120 Allegro 速い 120-150 Vivace けっこう速い 150-175 Presto そうとう速い 175-190
・速度用語にくっつく言葉を覚える! :速度用語を覚えたら、ついでに速度記号にくっつく言葉も覚えると、語彙力がアップしてさらにに通っぽくなれます。
~etto は、「やや」。つけられた言葉の速度より少しモデラートに近づく感じ。「Allegretto」なら「やや速く」で、アレグロよりも遅い感じ。「Larghetto」なら「やや遅く」で、ラルゴよりはやい感じ。
・ノン・タント/ノン・トロッポ non tanto, non troppo :やりすぎないというか、少ないみたいな感じ。たとえば、「Allegro non troppo」と書いてあったら、速いんだけど速すぎないように、みたいな(^^)。
・クアジ quasi :ほとんど~のように。たとえば「Andantino quasi Allegro」だったら、アレグロのようなアンダンティーノというわけで、速いアンダンティーノです。
・アインザッツ :音の出のタイミングの合図を出すのを「キュー」なんて言いますよね。「キュー出して」みたいに使います。オケだとこれをアインザッツなんていう時があります。会話では使わない方がいいかも知れませんが、知らないと言われた時に戸惑うかも。
・パウゼ、ゲネラルパウゼ :ポーズ(停止)です。休符です。でも、パウゼって言った方が通っぽい。全員止まる事をロックだとブレイクなんていいますが、オケだとゲネラルパウゼ(略号
G.P )なんて言います。
・テンポ・プリモ tempo primo :曲のテンポを最初のはやさに戻すときの記号。
・テンポ・ジュスト tempo giusto :テンポを自在に動かすテンポ・ルバート(略してルバート)は有名ですが、正確に一定のテンポで演奏する場合はこれ!
・プラルトリラーとモルデント :歌手がアドリブで歌う時に「ア~」と歌う所を「アアア~」と音程を変えて歌って元の高さに戻るヤツあるじゃないですか。あれ、上に行くのがプラルトリラー、下に行くのをモルデントと言います。僕は「下にもぐるデント」みたいに覚えました(゚ω゚*)。記号は、プラルトリラーは角のある波型、モルデントは波の真ん中に縦線入り。「アアアアア」みたいに回数を増やすときは波の回数をその数分だけ増やします。
・piu mosso と meno mosso :前者が「今までよりはやく」、後者が「今までより遅く」。ピューッと速くなると覚えましょう。…なんか予備校の先生みたいになってきたな(^^;)。あ、ちなみに、piuはより多く、menoはより少なく、という意味です。
・ リタルダンド rit. じゃなくて
ラレンタンドrall. を使う:だんだん遅くするとき、リットを使いたがってしまいますが、ラレンタンドを使った方が通っぽいです(^^)。まあそれは冗談ですが、rell. は緩めるぐらいの感じかな?リットは「自然に遅くなった」感じ、ラレンタンドの方が「俺がゆるめた!」という感じ…で僕は弾いてます(適当)。。
・リテヌート riten. :rit. がだんだん遅くなるのに対して、riten. は急激に遅くする!
・スモルツァンド smorzando、モレンド morendo :これを使えたら本当に通だと思います(^^)。だんだん遅くするのがrit.、だんだん弱くするのがデクレッシェンドまたはディミネンドdim. ですが、だんだん遅くそして弱くしていくのがこのふたつです。知ってると使いたくなるでしょ!ちなみのモレンドの方は、曲が終わるという程度ではなく、最後に死んでしまうように消えていく感じ(マジです)。
・ストリンジェンド stringendo :だんだん速く、音量も大きくしていきます!
・
アラルガンド allargando :だんだん遅く、音量は大きくしていく!
・発想標語を使う! :曲想を表現する用語を「発想標語」なんて言いますが、これが使えるとかなり通っぽい(^^)。ぜひ知っておきたいのは以下のような所でしょうか。
アニマート animato (生き生きと)コン・ブリオ con brio (生き生きと)コン・モート con moto (動きをつけて)ベートーヴェンのシンフォニー3番の1楽章ががAllegro con brio です。ドルチェ dolce (柔らかく)マエストーソ maestoso (荘厳に)スケルツァンド scherzando (軽快に)ソステヌート sostenute (音を十分保って。僕の場合、テヌートtenuteとあんまり区別してません^^;)トランクイロ tranquillo (静かに) そうそう、発想標語のひとつに
カンタービレcantabile (歌うように)というのもありますが、これを使ってしまうと通ではなくアニメオタクと思われる可能性が出てくるので注意(゚ω゚*)。
・
男性終止と女性終止 :強拍で終止するのが男性終止、弱拍が女性終止。あ~これは頭の中で鳴らしてみると確かにそういう感じがしますね。。知ってるとなんか通っぽいでしょ?!
・
オルゲルプンクト :ジャズではペダルなんていいます。ベースなんかが低音で持続させる音です。
・スル・ポンティチェロ sul ponticello / スル・タスト sul tasto :ヴァイオリンやギターなんかの弦楽器で、駒の近い方で演奏するのがスル・ポンティチェロ、その逆がスル・タスト。趣味でギターを演奏するようになってから思ったのは、ギターってピアノと比べて音色が多彩!!ソステヌートペダルを駆使したとしてもギターにはかないません。。あと、エレキギターやスティール弦のギターだと音色を使い分けにくく、デュナーミクですらあまり幅を持たせられないんだと驚きました。ギターを弾くなら絶対ガット・ギターがいい。ジャズを演奏するとしてもガット・ギターがいい。
・アラストレ :ギターといえば、クラシック・ギターの方とお仕事させていただいた時に「アラストレはこんな感じでいいですか」といわれ、「え?なんですかそれは??」となってしまった事があります(*゚ー゚)>アチャア。グリッサンドの事だそうで、ギターの世界では使う言葉だったみたい。この言葉も使えたらなんとなくカッコよさそう(^^)。
いっぱい書いてたら疲れてきてしまった。。続きはまた次回 (ツ _ _)ツ)。。
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