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心に残った音楽♪

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Category: CD・レコード > クラシック   Tags: ---

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『ダルベール:ピアノ協奏曲集 コリー(pf)、ゾルマン指揮、バルセロナ響』

Darbert_pianoconcertos.jpg ひとつ前に書いた「鍵盤の師子王」バックハウスのお師匠さんが、このオイゲン・ダルベールです。スコットランド出身ですがドイツで成功して、最終的に帰化して「俺はドイツ人だ」なんて宣言までしたので、ドイツという事でいいのかも。ダルベールはピアニスト作曲家。独学だけど才能を認められて奨学金を受けてウィーンに留学、そしてリストの弟子。リストがダルベールの演奏を聴いて感動したというのだから、とんでもないうまさのピアニストだったんでしょうね。でもダルベールは作曲にも力を入れ、ピアノ曲に限らず交響曲や協奏曲も書き上げました。もう、憧れちゃう要素満載の人です。

 このCDはダルベールが書いたピアノコンチェルトのすべて(1番と2番)をすべて収録したものです。ピアニストはスイス人カール・アンドレアス・コリー Karl-Andreas Kolly、オケはロナルド・ゾルマン ronald zollman 指揮/バルセロナ交響楽団。コリーは全集ものの録音にも手を出している精力的な人で、すごくうまいのでたぶん母国スイスでは中堅以上のレベルの人なんじゃないかなあ。少なくともヨーロッパの音大教師クラスのうまさです。指揮者のゾルマンの先生はカーターやバーンスタインやピアソラやエグベルト・ジスモンチなんかまで育てた現代の伝説の音楽教師・ナディア・ブーランジェで、現代のすごい作曲家や演奏家を大量に育てています。ブーランジェについてもいつか書かないと…。

 そして、ダルベールのピアノ協奏曲です。白眉はピアノ協奏曲第2番。思いっきりロマン派音楽なんですが…いやあ、素晴らしい。最初はffで始まるオケが魅力的な導入を4小節だけ演奏していきなりピアノにスパーンと繋ぐんですが、そこのピアノの速度感が合わないで失速したように聴こえて、大丈夫かなと思ったんですが(総譜をチェックしたら最後にpoco rit. が書いてあるぐらいなので作曲家の意図じゃないみたい、再現部もほぼ同じような歌い回しで演奏しているのでこれがピアニストの解釈と表現みたい)、あとはピアノもオケも完璧。なんと素晴らしい曲、そしてなんと素晴らしいピアノとオケでしょうか!いや~、超有名なオケ以外のCDを買う時って、演奏も録音も当たり外れがあるので怖いんですが、これは演奏も録音も文句なし、素晴らしかった!!ロマン派末期って、あんまり有名じゃない作曲家までこういうとんでもなくクオリティの高い管弦楽曲をさらりと書いてるからオソロシイです。超おススメ!

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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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