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心に残った音楽♪

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Category: 本・映画・テレビ・ゲーム > 本(音楽以外)   Tags: ---

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書籍『セブン セブン セブン アンヌ再び…』 ひし美ゆり子

SevenSevenSeven AnnuFutatabi 『セブン セブン セブン 私の恋人ウルトラセブン』の文庫化で、内容はほぼ同じです。違いは、文章の端々が改変されている事、最後にもう1章つけ加えられている事、寄せ書きをした人が違う事、そして掲載写真です。

 追加された1章は、最初の『セブン セブン セブン』出版後に起きたことが書かれています。10年で女優を引退した菱見さんが、あの本で大きく注目される事になったそうです。でも、基本的にその後に出した本とか写真集の宣伝文かな(^^;)。
 そして売りのひとつでもある菱見さんの写真ですが、以前の本に追加されたわけではなく、けっこう入れ替わってます。というわけで、ファンの人はどちらか1冊というわけにいかないのが商売上手ですね。「プレイボーイ」のグラビアを飾った有名な写真は、こっちには載ってませんが、今まで見た事ない写真がけっこう出てました。

 素晴らしかったのは、冬木透さんの寄せ書き。「私の恋人…」の方の寄せ書きは、ウルトラセブンのメイン監督を務めた満田さん他が書いていて、これが本章を上回るほどの名文だったんです。でも、こっちの冬木透さんの文章も素晴らしかったです。冬木さん、当時まだ女優になったばかりで「おみそ」のようだった菱見さんが、ロケ地でシャンデリアを壊してしまったり、「アンヌ!」とスタッフに呼び捨てにされたりしながら、ニコニコ頑張っていたから、みんながアンヌに気を留めるようになって、その人柄に惹かれたのではないか、なんて一節を書いていらっしゃいます。きっと、そうだったんでしょうね。仕事の技術があるだけでは生き残れるわけではなく、人から愛されもしないと生き残れないというのは、わかるなあ。ウルトラセブンの現場でのアンヌは、皆に愛された人だったんでしょうね。

 文庫化なので、猛烈なアンヌファンでなければ、「私の恋人ウルトラセブン」か「アンヌ再び…」のどちらか1冊を読めば十分かも。でもファンなら、写真なんかにけっこう違いがあるので、両方買わないわけにはいきませんよねえ。ウルトラセブンの裏話を知る事が出来る楽しさ以上に、60年代後半から70年代の日本のテレビ映画業界の世界の独特なムードを感じることのできる、いい本でした。セブン好きの人は必読の1冊ではないかと!


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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
2015年の年間ベストCDのトップに挙げた喜多直毅カルテットの新譜が出てました、気づかなかった。最近ラティーナを読んでなかったから、ラテン系の音楽の情報が途切れちゃってるんですよね。近所の本屋が潰れたのが大きいです。今はちょっと買えないけど、今年中には買いたいなあ。 intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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