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Category: CD・レコード > クラシック   Tags: ---

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『シュニトケ:交響曲第3番 Eri Klas (cond.), Stockholm Philharmonic Orch.』

Schnittke_Symphony3.jpg シュニトケの交響曲第3番は、バッハやハイドンという古典はもとより、シュトックハウゼンやヘンツェという現代作品の引用まで雨あられです。現代音楽って、過去作品の引用をするものが結構ありますが、これって著作権はどうなってるんでしょうね?ところで、僕はこの曲の引用の元ネタをすべて理解できているかというと、かなり怪しいです。ハイドンの曲とか全然知りませんし(^^;)。引用元があまり分からない僕がこの交響曲をどう感じたかというと…分かっている人と聴こえ方は変わるでしょうが、それでもものすごい交響曲と思いました。しかも、強烈にしびれてしまいました
 仮に元ネタが分からなくても、何かの引用なんじゃいかとはおぼろげに感じます。意味ありげにカリヨンが鳴り始めて、それまでとまるで違う調の音が出てきたり、あからさまに古典派みたいな音楽が始まったりするのでね。それが何かの引用であるかどうかとは別に、まったくの不協和音の海の中から機能和声が立ち上がってきたりするので、その対比が強烈。終始ゾクゾクしっぱなしでした。
 たぶん、クラシックの交響曲の歴史を曲にしたんだと思うんですよね。取りあげられるのがドイツ/オーストリアというクラシック音楽の中心地の作曲家の曲なので、この交響曲は「ドイツ交響曲」なんて呼ばれる時があります。そういう知識を持った後で聴くと…これは交響曲への讃歌とレクイエムの両方なんじゃなかろうかと思ってしまいます。

 色んな曲が出てくるといっても、歌謡曲のメドレーのように調体系が一定であれば、再構築は難しくないです。ところがシュニトケは、まったく違う音楽技法を組み合わせてしまいます。たとえば、ディミニッシュっぽい8音音階の中から任意の音を選び出して短調を浮き立たせて次のシーンに変調、その瞬間に他の音をテンションとして使う、とか。そういう点が、単にコラージュしてくるツィンマーマンあたりとの違いで、高度に感じました。さらに、これだけ多様な技法を同時に使いながら、音楽のまとまりがものすごくいいのが驚きです。僕的には、マーラーやワーグナーあたりの後期ロマン派よりむしろ構造はかたいんじゃないかと感じるほどです。シュニトケの書いた交響曲の初期3作は、すべてがまったく違う方向性の音楽、それでいてすべてが大傑作という神がかった3曲だと思いました。



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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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