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Category: CD・レコード > ジャズ   Tags: ---

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『Fletcher Henderson / A Story In Frustration』

Fletcher Henderson A Story In Frustration  フレッチャー・ヘンダーソン&ヒズ・オーケストラ、ジャズ・エイジ黄金のジャズ楽団です!ジャズをいっしょうけんめい勉強していた頃、ある所から先で急に時代をさかのぼりにくくなり、伝説の世界に入っちゃうことに気づきました。チャーリー・パーカーまでは追えるんだけど、パーカーが参考にしたというチュー・ベリーというサックス奏者になると、話は聞くけど演奏はまったく聴くことが出来ず…みたいな。けっきょく、30年代以前が追いにくいんですよね。というわけで、ジャズが世界を席巻しジャズ・エイジと呼ばれた1920年代は、僕にとって霧の中でした。LPやシングルでなくてSP盤だったから、仮に録音や音盤が残っていても発掘作業が進まなくて、埋もれてしまいがちなのかも。
 フレッチャー・ヘンダーソン楽団は、音は聴いたことないけど話にはやたらとあがる伝説の楽団でした。チャーリー・パーカーが手本にしたというチュー・ベリーがいたのもこの楽団。ルイ・アームストロングが育ったのもこの楽団。コールマン・ホーキンスも、ロイ・エルドリッジも、ファッツ・ウォラーも、ベン・ウェブスターも、この楽団からです。これだけスタープレイヤー揃いだと、直後に始まるスイング時代の根っこは、ぜんぶこの楽団なんじゃないかというほど。でも、聴けない(;_;)。そしてとうとう出会ったのが、この3枚組CDなのでした!

 この時代のジャズ、ほとんどが2ビートで、明るくノリのいい曲が多いです。このあたり、ちょっと南のアルゼンチン・タンゴとは実に対照的。明るくノリよく外交的なアメリカの性格と、哀愁ただよい煮えたぎる情熱のあるアルゼンチンの性格が音楽に出てます。モダンジャズともぜんぜん違います。今の音楽とあまりに違うので、それだけで代えがたい代物。第1次大戦でヨーロッパのすべての国がボロボロだった時にひとり勝ちだったアメリカの、負け知らずでイケイケな感じがもろに出た音楽。南北戦争期の軍のブラスバンドとかの音楽もここにつながってるようにも感じます。一方で、アフリカ音楽のリズムとか、黒人音楽のカラーとかは、この時代のジャズにはあまり感じません。
 フレッチャー・ヘンダーソンの楽団は、1939年で解体します。そしてそれ以降、ヘンダーソンはベニー・グッドマン楽団で編曲を手がけました。ジャズって、その後の進化したものも大好きなんですが、この時代のジャズをそのまま演奏する楽団がひとつぐらい残っても良かったんじゃないかというぐらい気持ちよい音楽。残された伝説の記録、ジャズ好きならぜひ一度は触れておきたい3枚組じゃないかと!


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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
2015年の年間ベストCDのトップに挙げた喜多直毅カルテットの新譜が出てました、気づかなかった。最近ラティーナを読んでなかったから、ラテン系の音楽の情報が途切れちゃってるんですよね。近所の本屋が潰れたのが大きいです。今はちょっと買えないけど、今年中には買いたいなあ。 intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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