心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

Category: CD・レコード > ロック・ポップス   Tags: ---

Response: --  

『NICO / MARBLE INDEX』

Nico_MarbleIndex.jpg さて、ひとつ前の記事でボロクソに書いたヴェルヴェッツと共演したアランドロンの奥さん女優というのが、この人。女優と言いつつ、歌手としてCDをけっこうたくさん出しています。で、いつまでたっても歌がヘタなんですが(SMAP以下です。いや、マジで…)、音楽性はヴェルヴェッツに影響されたのか、けっこうダークな感じなものもあります。このアルバムは、中でも格別の出来で、歌は兎も角、音楽が素晴らしすぎて愛聴盤になってしまいました。アヴァンギャルドでポップ、曲の作り込みが見事で、聴いていてため息が出てしまうほどすばらしい。メリーゴーランドで鳴っているようなマーチングベルのような音を背景に、3拍子でふわふわした音楽の上に、アコーディオンで半音程の反復が重なり、心地よい音楽と不穏な音楽が同時進行し、何とも言えない幻想的な曲が始まる。2曲目では、ヴィオラと歌。…なんという独創性。大量生産システムの中にあるポップスでは、絶対に作れない音楽です。


 で、クレジットを見ると、ディレクションや作曲を行っているのが、ジョン・ケイル。ヴェルベット・アンダーグラウンドの音楽の中心人物です。なるほど、これで納得。音楽そのものだけを見れば、ジョン・ケイルのアルバムというわけですね。このアルバム、本当におススメです。

 ちょっと注意しなくてはならない事が。このアルバムは、ジョン・ケイルというプロフェッショナルの作った見事な作品として、間違いなくおススメできます。しかしじゃあジョン・ケイルのアルバムがみんな良いかというと…そうでもないんですね、これが。ヴェルヴェッツにハマった後、ヴェルヴェッツの音楽の中心人物はジョン・ケイルだと思い、彼の『VINTAGE VIOLENCE』というアルバムを買ったところ、これが単なるロックンロールみたいなもので、しかも曲も演奏もクズ。なんか、ヴェルヴェッツをパンクな視点から捉えたディレクターがいて、そういうのをやらせたんでしょうか。ダメダメです。他に、ケイルのピアノ作品だけを集めた作品なんていうのもあって、フレデリック・ジェフスキーみたいな感じになるのかな、なんて聞いてみたんですが…音大の学生が頑張って卒業記念に作りました、みたいなレベル。こんなの作るなよ。。あと、ジョン・ケイルがディレクターのニコの作品で、『チェルシーガール』というのもあるんですが、これもレコード会社の意向を受けて作ったやっつけ仕事みたいな、ただのポピュラー・アルバム。

 というわけで、この作品だけ、どういうわけかケイルの作品でちょっと特別にいいのです。あ、あと、ジョン・ケイルが関わっているかどうかは分からないけど、『NICO / THE END』というアルバムは、ポピュラーを全曲ドローンにしてしまうという、かなり面白いアルバムでした。でも、このアルバムの神がかった完成度には到底及びませんが。。




関連記事
スポンサーサイト

10 2017 « »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
スゴイのが出る!King Crimsonの1970-1972年の間のスタジオとライブ音源!21CD+4BD+2DVD!リハーサルテイクとか、メッチャ聴いてみたい!2万円か、また貯金しないと。。 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
検索フォーム
アド
これまでの訪問者数
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Archive

RSS