FC2ブログ

心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

Category: CD・レコード > ロック・ポップス   Tags: ---

Response: Comment: 2  Trackback: 0  

『Carole King / Tapestry』

Carole King Tapestry アメリカの女性シンガー・ソングライターと言って僕が最初に思い浮かべるのはこの人、キャロル・キングです!邦題は「つづれおり」、71年発表のセカンドアルバムで、アメリカでは15週連続1位、チャートには6年近く入っていて、400万枚以上を売りあげたそうです。歌唱印税6%でアルバム単価2000円として…すげえ、それだけで4億8000万か、これに作詞作曲の印税も入るから軽く10億は行くな。アルバム1枚で10億越え、ライブなんてやった日には…人口が多いだけに当たったら桁違い、アメリカの音楽産業ってすごい。

 キャロル・キングはニューヨーク生まれ、田舎の素朴な歌ではなく、都市部に住んでる人が作りそうな音楽です。曲はリート形式。メロディは覚えやすく、コードワークとメロディの関係だけに作曲の意識が特化されているのでフォークソングのようで、都会で生きてるごく普通の女性が思いそうな詞。都会的といっても、セレブじゃなくってアパート暮らしでがんばってる感じの詩やジャケット写真。歌があまりうまくないのが、逆に歌というより話し言葉みたいに聴こえてくる効果があるし、メロディとコードしか作ってないのが、逆に商音楽ではなくフォークソングのように聴こえてきます。こういう音楽を聴いていて僕がいいなと思うのは、プロが作った音楽ではなくて、ミュージシャンを目指している女性が、非常階段が錆びついたニューヨークのアパートにアップライトピアノを持ちこんで、一生けんめい曲を書いてるんじゃないかと思えてしまうところ。このCDもピアノの音はアタック音しか聴こえなくてまるでアップライトピアノみたいだし、歌も演奏も下手ですが、ピアノを弾きながら、譜面台に置いた5線紙に鉛筆でいっしょうけんめいメロディとコードを書き込んでるのが目に浮かぶよう。ピアノパートを聴く限り、和音ぐらいしか書いてないんでしょうが、でも歌を作りたくてピアノに向かって…みたいな。うまい下手でいったら、7曲目に入ってる大名曲「You’ve Got A Friend」なんて、ダニー・ハサウェイとロバータ・フラックが歌ったものの方が断然プロフェッショナルですが、こっちはアマチュアの一生懸命さみたいなものがにじみ出ていて、それはそれですごくいいな、と思ってしまいます。

 このレコード、演奏こそバンド形式ですが、都会のフォークソングのように聴こえてきました。ニューヨークにアパート住まいで、日常生活があって…都会の素朴な日常が音になったようです。サイモン&ガーファンクルからこのあたりまでのアメリカのポップスって、素朴さが素敵だなと思います。

関連記事
スポンサーサイト




Comments
ブルックリンのオンボロビル 
我々世代のアメリカンポップスといえば、やはりこの人が3本の指に入る。
夏暑く冬寒い、ブルックリンのオンボロビルで作られた曲なんだろうな、という感じがなんとも言えない。
昨夏、NYに行った時、ミュージカルを1本だけ見る時間がとれたので、
いろいろ考えた末、やはりこれだということで、
キャロルキングとJ.ゴフィンの出会いの頃を描いたものを見てきました。
やはりエバーグリーンなんですね。
Re: ブルックリンのオンボロビル 
AKISSH さん、書き込みありがとうございます!
NY日記、楽しく読ませていただきました。ニューヨークに行った事があり、懐かしく読ませていただきました。
僕が行った時は、まだ同時多発テロ前で、ワールドトレードセンターもまだありました。

そうそう、あの折り畳み式の非常階段がついたぼろアパートで作ったんだろうな、という感じがして、いいですよね!
キャロル・キングのミュージカルを観たのですか、偶然ですね。なんか、たのしそうだなあ。

07 2020 « »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
検索フォーム
これまでの訪問者数
アド
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Archive

RSS