心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

Category: CD・レコード > ジャズ   Tags: ---

Response: --  

『MODERN JAZZ QUARTET / SPACE』

MJQ_SPACE.jpg オーケストレーション志向としてのジャズは、ビッグバンドだけじゃなくって、スモールコンボでもあります。モダン・ジャズ・カルテット(MJQ)は、アレンジをしっかり組み立てるジャズ・グループとして有名。ピアノのジョン・ルイスや、ヴィブラフォンのミルト・ジャクソンは、ピンでも有名です。あ、そうそう、同じ略称で「Manhattan Jazz Quintet」というグループもあるんですが、そちらはゴミのような音楽を(以下自粛)。

 で、このアルバムは、彼らのアルバムの中でもかなり異色な感じ。MJQは、当たり障りのないシャンパンジャズみたいな音楽をやったり、一変して非常にアーティスティックな挑戦をしたりと、気をつけて手を出さないと危険なグループなんですが(^^;)、このアルバムはアーティスティックな色が強めな方で、かなり作品コンセプトがはっきりしているように思えます。かなり複雑な和声も出てくるし、曲も劇的な進行をさせず、どこにも行きつくことなくフワフワと漂うだけの曲もあったりします。シーンの作り方でも、ヴィブラフォンのロータリー・サウンドを効果的に使ったり、ドラムのシンバルの響きだけでひとつのシーンを作ったりと、音のカラーリング先行の作りがあったりします。これは演奏志向の強いジャズではかなり異色のアプローチじゃないかと。しかし、難しすぎるところに行きすぎないのは、センスの良さを感じます。モダンのサウンドに挑戦しながら、アンサンブルの妙を追及しながら、全体としては落ち着いてリラックスした感じ。なんとも、他ではなかなか体験できないような音楽なのです。
 書きアンサンブルでしか出来ない良さもあります。一気にリズムチェンジしたり、例の解決しない響きのままの不思議なインタープレイがいきなり一気にアンサンブルしたり。実に良く出来た作品だと思います。芸術的でもありながら、紅茶でも飲みながらBGMに流しても心地よいという、実に不思議で、しかし実に良い音楽、と思います。


関連記事
スポンサーサイト

09 2017 « »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
スゴイのが出る!King Crimsonの1970-1972年の間のスタジオとライブ音源!21CD+4BD+2DVD!リハーサルテイクとか、メッチャ聴いてみたい!2万円か、また貯金しないと。。 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
検索フォーム
アド
これまでの訪問者数
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Archive

RSS