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Category: CD・レコード > 日本のロック・ポップス   Tags: ---

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『荒井由実 / コバルト・アワー』

AraiYumi_CobaltHour.jpg ユーミン、1975年発表のサード・アルバムです。名曲「卒業写真」が入ってるのはこのアルバム。いや~これも名盤じゃないか、いい曲といい詞が満載のすばらしいポップスでした!

 明らかにフィフティーズな6/8バラードの「何も聴かないで」とか、日本情緒を入れた「花紀行」とかを聴くと、作曲のパターンが広がってきてると感じました。「Over The Rainbow」のプログレッションを参考にしたような曲もあったし、このへんは自分の中から出てきたのではなく、勉強して作ったんでしょうね。そして、これまで通りのコード作曲でも、世代を超えて知られた曲「卒業写真」などなど、いい曲満載でした。

 とはいえ、やっぱり僕は詞がいいなと感じます。曲だけ取りあげると、意外と普通に感じちゃうかも。歌は相変わらず信じられないほどの棒読みのうえピッチが怪しいですが(^^;)、むしろそれが心地よく感じるほど。アニメ映画の宮崎駿監督が、声優を使わずに声優をやった事のない人を起用したりするじゃないですか。それで棒読みのオンパレードになったりしますが、でもあの感じって、僕は声優特有の芝居臭さがなくて好きなんですよね。荒井姓時代のユーミンにも、そういう演出過多に陥らない、「言葉を歌う」という本質をきちんと押さえているという良さを感じます。この「言葉を大事にした声」は後に失われてしまうわけですが(^^;)、それと引き換えに本人はブランドの服に大袈裟なステージとバブルな女になっていきました。金は人を狂わせますね、おお怖い。

 いつまでたっても歌がうまくならない(むしろ下手になってる^^;)ところとか、メロコードだけしか作曲しないところはキャロル・キングに似てるなと。ただ、ユーミンがキャロル・キングより恵まれていたのは、アレンジャーだったんでしょうね。大まかにいうと、キャロル・キングは、メロコードだけ作った曲を、ヘッドアレンジでスタジオ・セッションに雑に仕上げるだけ。でもユーミンは、アレンジャーがきちんと「どういう色の音楽にするか」を考え、そして丁寧にアレンジしています。アレンジやプレイのクオリティはまだアメリカに追いついてない感じですが、モノを作ることに対する丁寧さは日本の方が上かもな…な~んて思いました。いや~40代も後半になってからはじめて初期ユーミンの音楽を聴きましたが、いずれも素晴らしかったです!17~24才ぐらいの時に聴いてたら、さらに感動したかも。ユーミンの初期作品に外れなし、これも素晴らしい1枚でした!

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Comments
聴いたことないんです 
ユーミン。
ただこの前テレビを見てたら、ユーミンがロックインジャパンに出てた。
ビックリするくらい声が出てなかった!
年齢なんだろうけど、本当にビックリしました。今度機会があれば(自分から次第ですが)、初期4作品を聴いてみます。
機会があれば・・・
それよりも、昨日のコメント返事の長さと内容の濃さにビックリ!
Re: 聴いたことないんです 
ボネ太郎さん、書き込みありがとうございます!まだまだ暑いですねえ。

ユーミン、年齢関係なしに、どの時代も驚くほど声が出てないです(^^;)。でも、そこを気にしてはいけないのです、曲と詞をきく音楽なのです!…と、僕は思ってます(^^)。
連投です 
>妻いわく、「ユーミンは最初の4枚がすてき」

この世界観、すっごくわかります。
少女時代の最後、という感性に満ち溢れてますね、この4枚。
自宅の庭先を改装した、コーヒーと焼きたてパンがいただけるようなお店だった。
謎の「紅雀」を転換点に、
流線型'80からは、景色のいい街路に面した小粋なレストランかな。

「水の中のASIAへ」あたりまでこの時代が続き、
「昨晩お会いしましょう 」あたりからは、青山かどこかのショッピングセンターのワンフロアーぶち抜き、ブティックを併設した寿司カウンター付き高級フレンチレストランになりました。
私は、「REINCARNATION」以降(つまり松任谷由美の絶頂期)は、まったく聞いたことがないのです。どの曲を聞いても頭に入ってこなくて。

なんだかわからない感想になりました。
自分が一番好きなアルバムは、圧倒的に「悲しいほどお天気」ですね。
そこまでレビューが続くのでしょうか?
Re: 連投です 
AKISSHさん、書き込みありがとうございます!

そうなんですよね、途中までは自分の目で世界を捉えていた少女が、途中から世界の方に振り回されて、バブルの時代を堪能して青山を闊歩して歩くような女になってしまったな、と(^^;)。

残念ながら、今回は3枚までです。「14番目の月」は昔レビューしたし、それ以降は妻が「売ってしまった」んだそうで(^^;)。


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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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