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Category: CD・レコード > ジャズ   Tags: ---

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『Dexter Gordon / Our Man In Paris』

Dexter Gordon Our Man In Paris テナー・サックス奏者のデクスター・ゴードンの録音で一番有名なものではないでしょうか。1963年パリ録音、ブルーノートから発表された1枚です!これを機に、デックスはパリに移住することになりました。というか、アメリカで食い詰めたミュージシャンのパリ移住は、ビバップの頃から続くアメリカのジャズミュージシャンの伝統ですね(^^)。

 メンバーが面白くて、バド・パウエル(p)、Pierre Michelot(b)、ケニー・クラーク(d)。つまり、先にパリに移住したビバップあたりのミュージシャンという感じなのかな?というわけで、1963年のアルバムではあるんですが、40年代後半~50年代前半のジャズみたいな演奏です。50年代を麻薬で棒に振ったデックスは、このパリ公演に再起を賭け、そして新天地で第2の人生を歩もうと決断する…こんなドラマがあったんじゃないかと。

 麻薬で50年代がまるまる抜け落ちたようなデックスのプレイは、正直言って調子がいまひとつでした。有名な1曲目「Scrapple from the apple」は、テーマですらビハインド・ザ・ビートになっていてリズムについていけてないし、手に詰まると「ブオ~ブオ~」とワンノートのブローに逃げるし(^^;)。う~んなんでこれが名盤扱いなんだろう、もっといい演奏あると思うんだけどなあ。アドリブ中でスイング時代のビッグバンドのソロイストみたいに有名な曲のメロディを挟んだりするのもダサいと思っちゃうんですよね…これはちょくちょく出てきて、最後の「チュニジアの夜」でも、サマータイムのテーマメロを挟んだりとかするんですが、なんかこういうのって、ダジャレやおやじギャグじゃないけど、ジジくせえと思っちゃうんですよね。

 そのあたりの発展途上な感じが、レスター・ヤングとソニー・ロリンズの間にいたテナー・サックス奏者を思わせて、ジャズのテナー・サックスの歴史を感じました。ロリンズやコルトレーン以前のテナーサックスって、ビッグバンド要員という印象が僕の中では強いです。デクスター・ゴードンは、ビッグバンド要員からは脱してワンホーンカルテットのフロントを張ったテナーサックス奏者の走りのひとりで、彼がいなかったらロリンズもコルトレーンも出て来てないのかも。でも、テナーでアップテンポのバップのアドリブを演奏しきるにはまだ色々と課題があって、ハードバップでテナーがアルトに追いついてくるのは、ロリンズとコルトレーンの熟成を待たなくちゃいけなかったのかも。そんな事を考えさせられた演奏でした。


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Comments
 
Bach Bachさん、こんばんはー。
デクスター・ゴードンさんは好きですねぇ。
昭和の男みたいな、なんとも無骨な感じがいいです。
デックス、豪放ですよね! 
goldenblueさん、書き込みありがとうございます!
台風、大丈夫ですか?関西はヤバそうです。。

デックス、野太いところがいいですよね。豪放で、ドラッグやってヘロヘロで、それでも再起を賭けてパリに渡るという生き方がこれぞミュージシャンという感じで、僕も好きです!


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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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