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Category: CD・レコード > ジャズ   Tags: ---

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『Dexter Gordon / GO』

Dexter Gordon go 「アワ・マン・イン・パリ」の1年前の1962年、これもブルーノートから発表されたデクスター・ゴードンのアルバムです。メンバーは、Sonny Clark (p)、Butch Warren (b)、Billy Higgins (d)。パリ公演よりこっちの方が古いのに、こっちの方がバップを強く感じます。ピアノがソニー・クラークだからかも知れませんが、初期ブルーノートが推したハードバップというサウンドです。

 「アワ・マン・イン・パリ」に比べると、グループの演奏がますごくとまってます!ジャズのセッションって、コード進行の上でアドリブするから、べつにお互いにインタープレイせずに自分のパートだけ勝手にやってるだけでも、なんとなく成立しちゃうじゃないですか。でも、グループとしてまとまってくると、相手のフレーズにカウンターメロを当てたりとか、ここは押すとか引くとか、そういうちょっとしたことに気が利くようになって、急に音楽としてまとまりはじめたりして。2枚を比較するなら、こっちの方がピアニストが格下だけど、バンドはこっちの方がいいグルーブしてます。ちょっとした差ですけど、そのちょっとが大きい(^^;)。
 そして、デクスター・ゴードンの演奏も、こっちレコードの方が快調。コール・ポーターの「Love For Sale」をテンポをあげてやってますが、うねるような歌い回しは見事だし、ツーファーブのラインなんて、「おっ!」と思わされるものがありました。そしてバラードになったらデックスの守備範囲、スローバラード「Where Are You?」なんて見事なテナー!おお~さすがはジャズジャイアント、麻薬に溺れた直後でもこれだけ光るんですね(^^)。

 ジャケットは購買意欲をそがれるほどダサいですが、60年代にブルーノートから大量に発表されたデックスのレコードの中ではきらりと光る1枚じゃないかと。問題は、こういうバップ系の音楽は、曲もみんな同じものを演奏するし、似たり寄ったりのプレイヤーのソロのちょっとした違いを楽しめるマニアックな聴き方が出来ないと、みんなキンタロウ飴に思えちゃうところでしょうか。あの時代、ジャズマンがアドリブを出来るようにするトレーニングばかりに追われてないで、それぞれがきっちり作曲したりアレンジしていたら、もう少し面白い事になったと思うんだけどなあ。そこが、いい音楽を作るより仕事を回す事を優先していたショー音楽ジャズの泣き所なんでしょうね。

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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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