fc2ブログ

心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

Category: CD・レコード > ロック・ポップス   Tags: ---

Response: Comment: 0  Trackback: 0  

『Amon Düül Ⅱ / Yeti』

Amon Duul2_ Yeti  ドイツ真正サイケデリアのアモン・デュールⅡ、強烈なファーストの翌1970年に出されたセカンド・アルバムです。この芝居がかったジャケット、さすがは演劇も含んだコミューンだけあります。あざとくもガキっぽくも見えますが、若い頃は期待させるものの方が強かった!僕はCDを持ってるんですが、LPの時代は2枚組だったらしく、1枚目が作曲作、2枚目が即興演奏。とはいっても、作曲の方もリズムやコード進行の簡単なフレームが作ってある程度で、かなりセッションっぽかったです。

 まず、スタジオ録音の方。1曲目は4曲のメドレーで、ABCDAという変則ロンド。始まった瞬間は「大丈夫か、アメリカのヒッピーバンドなみに下手くそだぞ」と心配になりました(^^;)。でも、ギターソロのパートで同主調転調して暗くヤバくなっていき、そしてアコースティックで悪魔的に妖しい曲にクロスフェードで繋がります。もう、こうなってからは完全に飲み込まれてしまいました、バッドトリップ方向のサイケデリック感満載、すっげえカッコいい!!

 このうまくはないけどやたらにカッコいい感覚はその後も同じ。2曲目はツーコードの反復をしている前で、ヴァイオリンで中東風の音階のアドリブがひたすら続きます。4曲目「Cerberus」のアコースティック・ギター3本のDマイナー一発のインプロヴィゼーションも、アフロキューバンみたいでカッコいい。技術じゃなくて作曲のセンスが抜群にいいです。音楽の大事なところが分かってる感じ、安易に単純な歌謡形式を使ったりなんて絶対にしません。めっちゃクリエイティブです。やっぱりサイケデリック・ロックはドイツが一番カッコいいなあ。
 インプロヴィゼーションも面白かった!基本的にワンコードなんですが、ブリッジを作る、リズムフィギュアを変えるなど、曲を構成する技術があって、起承転結を見事に作るので、グダグダのジャムセッションになりません。そして、基本的に曲想に対する意識が高くてただ単に音がつながるのではなく、曲全体のカラーが明快かつワンパターンにしないので(たいがいダークサイドな曲想なんですけどね^^;)、オリジナリティ強く感じます。この辺がグレイトフル・デッドあたりのアメリカン・サイケとの差かな?

 作曲サイドと即興サイドのどちらにも共通するのが、ヤバさ、緊張感、不穏なイメージ、ほの暗い熱さ…要するにサイケデリックのどツボを突いたような抜群のセンスです。こういうのを聴いちゃうと、音楽ってまずはセンスが重要なんだなあと痛感します。若いころは、アモン・デュールはⅠに限ると思ってましたが、アモン・デュールⅡのファーストもセカンドもめっちゃカッコよくて悶絶してしまいました。下手だと思って途中で聴くのをやめてはいけない、10分後には独特の音楽世界に引き込まれること間違いなし、最高のサイケデリック・ロックでした。超おススメ!

関連記事
スポンサーサイト




Comments

07 2022 « »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
ロシアとウクライナがほぼ戦争状態に入りましたが、僕はソ連解体後のウクライナについて本当に無知…。これは2016年にオリバー・ストーン監督が作ったウクライナのドキュメンタリー映画。日本語字幕版が出たらぜひ観たい このブログをYoutube にアップしようか迷い中。するなら作業効率としては早いほど良いんですよね。。その時にはVOICEROIDに話してもらおうかと思ってるけど、誰の声がいいのか考え中
検索フォーム
これまでの訪問者数
アド
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Archive

RSS