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Category: CD・レコード > クラシック   Tags: ---

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『ヴィヴァルディ:和声と創意への試み《四季》、協奏曲変ロ長調、シンフォニア RV.146 、協奏曲《田園風》RV.151 パロット指揮、タヴァナー・プレイヤーズ』

Vivaldi_FourSeasons_Parrott_TavernerPlayers.jpg ヴィヴァルディはバッハに先駆けたイタリアのバロック音楽の作曲家です。そしてヴィヴァルディと言えば、なにはともあれこの曲「四季」!「四季」ときいてピンとこない人でも、「春」「秋」「冬」の第1楽章は聴けば絶対にわかるはずの、超有名曲です。

 ゴキゲンな「春」「秋」の第1楽章が有名なので、ちゃんと聴く前は、僕もそういう能天気で軽い音楽かと思ってました。ところがいざ聴いてみると3楽章まである「春」でも中間にもの哀しげな緩徐楽章が挟まっていて変化に富んでるし、第3楽章は1楽章の変奏になってるので、3楽章通してひとつのソナタみたいで曲のまとまりがすごくいい。う~んこれはなかなか素晴らしい音楽ではないですか。さすがバッハを先駆けたバロックの巨匠だけのことはあります。

 そしてこの曲、バッソ・コンティヌオ(通奏低音)としてチェンバロが使われてますが、これがめっちゃいい味出してます。僕はこの曲を演奏した事があるんですが、数字つき低音で指定されている音が46の和音とか7の和音とか、普通に出てきます。というわけで、300年前の音楽なんて侮ることなんてとうていできません。現代でもポピュラーならまったく問題なく通用する和声ではないかと嬉しくなりました。当時はジャズやってたもんで、通奏低音のチェンバロなんて音も小さいしどうせ誰も聴いてないだろと思って、だんだん調子に乗って9とか11とかオルタードとかパンパン入れたら「何やってんだ、ジャズじゃねえぞ」とコンマスに怒られたのはいい思い出(^^;)。馬鹿でしたね~。。

 僕はこのCD, パロットさんの指揮にも、タヴァナー・プレイヤーズの演奏にも、まったく不満はないのです。ところがこのCDを買った後になって、「四季」は「和声と創意への試み」という12曲からなるヴァイオリン協奏曲集のうちの最初の4つなのだという事を知り、全曲を聴きたくなってしまい、フル収録のCDを探す羽目になったのでした。買う前にそれぐらい調べとけよって感じです(^^;)>。馬鹿でしたね~。。

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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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