
ロメロ・ギター四重奏団による、
ヴィヴァルディ作品集です。ギター四重奏だけではなく、弦楽三重奏の伴奏やオーケストラ伴奏による演奏も入ってます。ギター合奏でヴィヴァルディを演奏するのか、なるほどヴィヴァルディのコンチェルトって弦楽器3~4本と通奏低音だから、ギターアンサンブルだと綺麗に行くのかも…と思って買ったのでした。
ロメロ・ギター四重奏団について。スペインの楽団という事以外は、僕もよく知りません(^^;)。ただ、この四重奏団に入ってる
ペペ・ロメロというギタリストは、クラシックギターにうとい僕でも名前ぐらいは聴いた事があるぐらい有名。クラシック・ギタリストとしてギター協奏曲の演奏も数多く残してますし、フラメンコの名手でもあり、このギター四重奏団のリーダーであるセレドニオ・ロメロの二男。この四重奏団、みんな苗字がロメロだから、ファミリー楽団なのかな?
そしてCDを聴きはじめると…おお~
ギターアンサンブルって、音があったかくてメッチャ気持ちいい、これはいい(^^)。そして、スペインの楽団という事もあるのか、昔のイスラム支配からレコンキスタによる再キリスト教化された時代の、アラブ音楽と西洋音楽が混じったような感じに聴こえてきました。ギターって、音がすでに古いスペイン音楽の響きって思っちゃうんですよね(^^)。ドイツやフランスやイタリアはギターじゃなくてリュートだったんじゃないかという先入観があるしね。でもギターって、ダイナミックレンジが狭いので、そこが素朴であったかい感じになる長所でもありつつ表現が狭くなる弱点にも感じました。素朴であったかみがあって優しくて心地いいんだけど、表現の幅が狭いので、長く聴いてるとどうしても曲が似たものに感じてきたりして(^^;)。
このCDで取りあげられてる曲について。このCDを買ったのはたぶん15~20年ぐらい前なんですが、当時はヴィヴァルディの作曲作一覧なんて調べにくいにもほどがあるもので、どういう曲か全然分からなかった(^^;)。今回、久々に聴くにあたってネットで調べてみたんですが…おお~一覧がある、ウィキペディアってすごいな。。取りあげられているのは、トリオ・ソナタ、室内協奏曲、「調和と幻想」の協奏曲第3番、第10番(バッハが協奏曲に編曲したあれです)、2つのマンドリンのための協奏曲(オケ伴奏)、マンドリン協奏曲、でした。これは
なかなかレアなヴィヴァルディ体験が出来ました。良かった!
- 関連記事
-
スポンサーサイト