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Category: CD・レコード > ロック・ポップス   Tags: ---

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『Eric Clapton / 461 Ocean Boulevard』

Eric Clapton 461 Ocean Boulevard 1974年発表のエリック・クラプトンのレコードです。クラプトン名義で2枚目のアルバムですが、1枚目『Eric Clapton』から4年あいてます。その間にジミヘンやデュアン・オールマンといった友人を亡くし、親友ジョージ・ハリソンの奥さんに横恋慕し、薬物中毒になり、人生散々。う~ん、ついてないと言えばついてないですが、最後のふたつは自分が悪いですよね(^^;)。そういうボロボロの状態から復活するべく作られたアルバムがこれですが…これはちょっと(・ω・`)。問題は、曲が揃ってない、バンドの演奏がひどい、クラプトン復調してない、以上3点。

 まず、曲。曲としてまがりなりにもきちんと手を入れてあったのは「Let it grow」だけでした。この曲はいいのになあ。でも、あとは転調もバスラインも作ってないに等しい状態、楽器間アンサンブルなんて本当に何もしてません。こういうものを作曲と呼んでいいのか。まあでも、クラプトンは本来セッションギタリストなのだとしたら、作曲をやらせる事自体が間違ってるのかも。

 バンドの演奏。このアルバム、ドラムとエレキベースって必要なんだろうかと思ってしまいました。ゆったりしたスライドギターの聴ける2曲目の「Give me strength」なんて、バンドアレンジ次第でここから10倍は良いものに出来そうですが、ドラムがアンサンブル関係なくインテンポでバタバタ叩いてるから、スライドギターの微妙なニュアンスも、音楽のゆったりしたアゴーギクも、ぜーんぶかき消されて台無し。共演者の良さを消して回るようなドラムなら、いない方がいいんじゃないかなあ。「Let it grow」もすごくいい曲だと思うのに、ドラムが「ズンズンダッ」…ほんと、ロックのドラマーって周りの音を聴いてない人が多くて嫌になります。ジャズやクラシックのアンサンブルにこんなのいたら、即日クビじゃないかと。

 クラプトンさんの演奏。ほぼマイナーペンタしか弾いてなくて、バンドアレンジどころかギターアレンジすらしてない状態。マイナーペンタ一発のセッションなら中学生だって弾けますよね…。ギターレジェンドが新作作るというなら、せめてギターアレンジやソロのアプローチぐらい作って欲しかったなあ。クラプトンさんって、ブルースを演奏する時は見事なギターアレンジを作ったりするので、やればすごいんですよね。それを知ってるだけに残念。

 準備も練習も出来てないのにレコーディングに入ってしまった残念なアルバムに聴こえてしまいました(^^;)。やっぱり体調悪くて、復調してなかったんじゃないかなあ。これを「レイドバックした大人の音楽」なんてのは、レコード会社の身勝手な売り文句以外の何物でもないんじゃないかと。というわけで、僕的には、このアルバムを褒めるかどうかで、評論家がレコード会社の太鼓持ちかどうか分かる踏絵みたいなレコードなのでした。

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Comments
謎がとけました! 
ご無沙汰です。
長年の疑問(というほどでもないですが)がこの記事で解けました。

発表当時、クラプトン復活!ということで鳴り物入りで登場したこのアルバム。
何回か聞いたのだけど、どうしてもいいと思えない。
音楽雑誌も絶賛しているし、周りの友人もいい、いいと。(まだ子供でしたが。)
でも何回聞いてもピンとこない。
クリームのクラプトンは心底凄いと思ったのに。
自分には理解できないんだということで、以来40年間聞くことも無く。

>曲が揃ってない、バンドの演奏がひどい、クラプトン復調してない

そうだったのか。
当時は、クラプトンのアルバムを批判するなんて神をも恐れぬ行為だと思っていたので。
40年ぶりに聞いたのですが、そこそこ弾けるアマチュアバンド、曲は全然魅力的じゃないけど、程度ですよね、このアルバム?
自分の感性が正しかったのか、よかった~
Re: 謎がとけました! 
AKISSHさん、書き込みありがとうございます。ずいぶん涼しくなってきましたね。ニューヨークほどじゃないけど(^^)。ニューヨークの記事、楽しく読ませていただいております!

おお、同じ感想でしたか!でもそうですよね、音楽やってある程度のレベルまで行った人なら、このアルバムを褒めるなんてありえないとしか思えませんよね。雰囲気が好きならまだしも、「うまい」「アレンジが見事」「曲がいい」とかはありえない。

今も、クラプトンのアルバムに疑問符をつける事は、気分を悪くされる方がいるかもと思って書きにくいです。
でも、これを良いというのは、さすがにある程度音楽やってた人間ならやってはダメな行為ですよね(^^;)。むしろ、レコード会社の太鼓持ちやっていまだにこのアルバムを褒めてるクズ評論家の言葉を鵜呑みにしてアルバムを買ってしまう、次なる犠牲者を防ぐ事の方が、音楽を愛する人間としての正しき行為なのではないかと(^^)。

とはいえ、クラプトンさんを貶す気はさらさらないです。「E.C. was here」なんて、ロックを聴かなくなった今ですら引っ張り出して聴いては「これはいい!」なんて心底思いますし、クリームでのライブ演奏なんて、いまだに長いロックの歴史で頂点のひとつだったと思いますし。それくらい好きなもんだから、「クラプトンはこんなもんじゃないだろ!」とかわいさあまって憎さ100倍状態なんじゃないかと(゚∀゚*)エヘヘ。
納得してしまう私 
ほぼ聴かないエリック クラプトンですから、当然このアルバムも存在すら知らない私ですが、「そうなんだろうなこのアルバム。つまらないんだろうな。つまらない理由はこれで、コレを褒めてる評論家はダメなんだな」って賛成してしまう。
さすがBach Bachさん(笑)
説得力あるなぁ
Re: 納得してしまう私 
ボネ太郎さん、書き込みありがとうございます!ずいぶん涼しくなってきましたね。

あくまで予想ですが、ボネ太郎さんが褒めてらっしゃる音楽から推察するに、きっとボネ太郎さんは2~3曲聴いて、聴くのをやめてしまう気がします(^^;)。

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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
2015年の年間ベストCDのトップに挙げた喜多直毅カルテットの新譜が出てました、気づかなかった。最近ラティーナを読んでなかったから、ラテン系の音楽の情報が途切れちゃってるんですよね。近所の本屋が潰れたのが大きいです。今はちょっと買えないけど、今年中には買いたいなあ。 intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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