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Category: CD・レコード > ロック・ポップス   Tags: ---

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『Eric Clapton / Addicted To Blues』

Eric Clapton Addicted To Blues クラプトンのいい加減な作りのスタジオ録音アルバムの失敗体験が続き、そのくせブルースブレイカーズや『E.C. WAS HERE』なんかのブルース系のクラプトンのライブ演奏はみんなよかったものだから、若いころの僕は「ブルース系のライブ音源以外のクラプトンには気をつけろ!」となったのでした(゚∀゚*)エヘヘ。でも、かんじんなクラプトンのブルース系のアルバムって、そんなに多くないんですよね。ジャズやブルースのアルバムってヒットしても1万枚が関の山ですが、ロックやポップスは100万枚レベルですからね、商売第一のレコード会社がなかなか作らせてくれないという事情でもあるんじゃないかと(゚ω゚*)。

 そんなとき、あるレコーディング・セッションでクラプトン大好きというエンジニアさんと知り合い、「僕はクラプトンは、クリームが一番好きで、それ以外はブルースじゃないとどうも好きになれないんですゴメンナサイ」みたいな話をしたんです。するとそのエンジニアさん、「いやいや、すごく分かりますよ」と言って、このアルバムを貸してくれたのでした。1995年のクラプトンのブルースツアーの2枚組ライブ音源、ブートレグです。スタジオ盤以上の高音質で、音楽もギターも悶絶ものの素晴らしさでした!いやあ、クラプトンって商売用の音楽と自分の好きな音楽を絶対に分けてるわ(^^;)。こんなの聴かされたら『461』や『Slowhand』なんて馬鹿らしくって聴いてられません。これは感動の1枚でした。

 たぶん大きな会場なんでしょう、アコースティック・ギターの演奏でエレアコを使ってるもんだから、低音がなくってペッチペチの音(^^;)。でも不満点は本当にそこだけで、あとは何もかも完ぺき!スライドギターを使ったボトルネックの戦前ブルースな演奏とか、オープンチューニングでモノトニック・ベースとコードと旋律を同時演奏するロバート・ジョンソンの「Malted Milk」のアコースティック・ブルースの演奏とか、神技レベルの演奏の連続です!!しかも歌いながらこれを演奏するって信じられない。そして1枚目の11曲目「It Hurt Me Too」みたいなエレキギターのスローブルースになると、6度や9度を多用して、Tボーンウォーカーじゃないかというほどのモダン・サウンド。ブルースって、コードこそ単純ですが、もともとの戦前ブルースはひとり多重奏の超絶技巧のオンパレードだし、ギターアレンジが凄まじいんですよね。だから、印象だけで聞き流してると「古くさくて単調な曲だな」と思ってしまいがちですが、いざプレイを真剣に聴くと達人技のオンパレードだったりします。でも、バンドブルースになったあたりで、アコースティック・ブルースのこの神技はロスト・テクノロジー化して歴史に埋もれてしまいました。…かと思いきや、こんな凄い演奏をする人が今もいるんだから、技術はかろうじて受け継がれたのでしょう。表に出てこないだけで、こういう演奏を出来ちゃうブルース・ギタリストって、今もそれなりにいるんでしょうね。スティービー・レイ・ヴォーンも凄かったし、ジミヘンのアコギでの「here my train comin’」もすごかったしな(^^)。

 ドラムがスティーブ・ガッドだとか、ひそかにブルースハープの人が馬鹿テクだとか、えらくリラックスした曲ですらギターが実は神技連発、聴けば聴くほど発見があっていい所ばかり聴こえてくる素晴らしいアルバム!ブートレグではありますが「E.C. WAS HERE」と並ぶクラプトン流モダン・ブルースの大傑作と思います!!

Disc 1  
1 MOTHERLESS CHILD
2 MALTED MILK
3 FROM FOUR UNTIL LATE
4 HOW LONG BLUES
5 KIDMEN BLUES
6 CUT YOUR HEAD
7 44
8 BLUES ALL DAY LONG
9 STANDIN' AROUND CRYING
10 HOOCHIE COOCHIE MAN
11 IT HURTS ME TOO
12 BLUES BEFORE SUNRISE
13 THIRD DEGREE
14 RECONSIDER BABY
15 SINNER'S PRAYER

Disc 2  
1 EVERYDAY I HAD THE BLUES
2 EARLY IN THE MORNING
3 BEFORE YOU ACCUSE ME
4 SOMEDAY AFTER A WHILE
5 I'M TORE DOWN
6 HAVE YOU EVER LOVED A WOMAN
7 GOT MY MOJO WORKING
8 FIVE LONG YEARS
9 CROSSROADS
10 AIN'T NOBODY BUSINESS
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Comments
 
録音面では劣りますが演奏面では94年のフィルモア/95年のパリ公演共に最高ですよ!!!

フィルモア
https://youtu.be/ZCFxnPg1HY0

パリ
https://youtu.be/SPFESYFeVgY
Re: タイトルなし 
こんにちは、書き込みありがとうございます。

オーディエンス録音でアレですが、何となくよさそうですね!
まちがえました 
まちがえました
こっちの方がクリアな音源でした
https://youtu.be/lWdPDt2IlFs
ちなみにおすすめはFive Long YearsとEveryday I have the bluesとEarly in the morningとNobody’s Businessです。
Re: まちがえました 
ご丁寧に、ありがとうございます。

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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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