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『メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ミルシテイン(vln)、アバド指揮、ウィーンフィル』

Mendelssohn_Tchykovsky_ViolinConcertos_Milstei_Abbado_WienerPhil.jpg 「夏の夜の夢」と「シンフォニー4番イタリア」以外で、僕が知っているメンデルスゾーンさんの曲は、このヴァイオリン協奏曲ぐらい。このCDはナタン・ミルシテインのヴァイオリンとアバド&ウィーンフィルの共演盤で、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲とのカップリングです。

 チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲ニ長調。チャイコフスキーの音楽って、ロシア国民楽派うんぬんより先に、見事なロマン派音楽だと思います。特に美しいメロディが印象に残る曲が多いと感じます。特に、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲はロシアの協奏曲の記念碑的作品なんて言われていて、4大ヴァイオリン協奏曲のひとつなんて言われます。いや~そう言われるだけのことはある名曲だと心から思うなあ(^^)。第1楽章の第1主題なんて、一度聴いたら一生忘れられないほど印象的。悲愴シンフォニーにしてもそうですが、チャイコフスキーって、天才的なメロディメーカーだなあ。そして、第3楽章のミルシテインのカデンツァ、すげえええ!!
 メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲も、チャイコフスキーのそれに劣らないぐらい有名、そして名曲!!ロマン派の音楽って、名曲になって自分のツボに入ると、感傷的な感じがグッと来てたまらないです。しかもこの曲、のちのシュトラウスやワーグナーと違って、無駄がなくて実に見事。どこまでいっても135の和音で楽式もステレオタイプという所だけが残念ですが、そういう時代だったんだから仕方ないですね。。

 ナタン・ミルシテインは、ホロヴィッツとの共演が印象に残ってますが、やっぱりホロヴィッツと同じようにウクライナ出身でした。このCDでの演奏は「どうだ、俺の演奏を聴けええええ!!」って感じの演奏ではなくて、清々しい感じ。録音の為か楽器の特性かは分からないんですが、音色も太いというよりも細く繊細でした。
 ただこのCD、僕は音が駄目でした。72~73年の録音だからか、オケの音がこもって聴こえます。オケが室内楽みたいに小さくも感じました。実はアバドのグラモフォン録音では、ベルリンフィルと組んだシューマンのピアノ協奏曲でも同じ事を感じたことがありまして、これは録音年代によるものなのかな?演奏はいい気がするんだけどなあ。

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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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