
1984年に登場したプロレスゲームの金字塔「APPOOOH」です!
キャラクターのデフォルメがメッチャ笑える!馬場を選んでしまった日には、爆笑でゲームどころじゃありません(^^)。相手を殴ると上半身がずれるという漫画的な表現も最高。猪木のセリフ「なんだコノヤロー」とホーガンの「いっちば~ん」も、今はヤ〇ザになってしまった友人Aと一緒にゲラゲラ笑ってました。そうそう、僕は育った地域がアレなもんで、そういう人の息子がそれなりにいたんです。そういう子には近づかないという暗黙の雰囲気が小学校3年生ぐらいから出来るんですが、どういうわけか僕はそういう子と仲良くなることが多かったです。で、そういう子はえてして羽振りが良く、ゲーセンに行くとよくおごってくれました。そして、A君とアッポーをやりまくった!
でも、僕はこのゲームがあんまりうまくありませんでした。A君がおごってくれる金額は、小学生とは思えないほどに高額で、マクドナルドのセットにゲーセン代全部みたいな感じなので、1日で1000円ぐらいいっちゃうんです。ところが、
このゲームはブッチャーが出てきたが最後、地獄突きと凶器攻撃で血だるまにされてジ・エンド。こんなの勝てねえ。というわけで、せっかく奢ってくれても、10分ぐらいでゲームオーバーになっちゃうもんでバツが悪かったです。でもA君、「お前下手だな、俺が仇とってやる」というくせに、ブッチャーまでたどり着かずに負けてましたけどね(゚∀゚*)ヘタダネ。あと、僕は猪木をよく選んでたんですが、延髄ぎりの距離感がむずかしかったなあ。そうそう、このゲームの操作方法はエキサイティング・アワーに似てるんですが、プロレスゲームの操作方法のベースはこのゲームで出来たんじゃないかなあ。野球ゲームの操作法のルーツがファミスタみたいなもんです。
そうそう、A君で覚えている事と言えば、ふたりでこのゲームを遊んでる時に、中学生ふたりに恐喝された事。僕はそれでもがんばって虚勢を張ってはみたものの、内心ビビりまくり、恐怖におののいてたんですが、A君がすごくてですね…これ以上は書けないな(^^;)。喧嘩に強いというのはこういう事なのかという感じ、腕力もすごいんですが、恐れる事を知らない凶悪なメンタルとか、相手に対してあらゆる反則攻撃も躊躇しないえげつないほどの無慈悲さは、プロレスよりすごかったです。最後、相手が生きてるか心配になるほどの結末になったんですが、A君が「心配しなくていい、もしどうにかなったら俺がぜんぶ責任取るから」といったときには、しびれました。猪木の「いつ、誰の挑戦でも受ける」というセリフ以来の感動でした(^^)。しかし猪木に挑戦する道場破りは、猪木にたどりつく前に藤原喜明さんや佐山聡さんに腕を折られて放り出されていたそうですね(^^;)。いや~堅気じゃない世界は怖い。。
そして、A君とは高校で学校が変わってサヨナラ、そのあと風のうわさでは塀の中に入って、有名な組織で出世したとか、今度は長い事出て来れなそうだとか、よからぬ噂を何度か聞いて、けっきょく二度と会わずじまい。人の人生って色々ですが、僕にとっては楽しくて優しいいい奴だったなあ…って、何のレビューだっけ?そうそう、僕にとっては、
やって面白いというよりも、見て爆笑するゲームでした(^^)。昔のプロレスや相撲やプロ野球って、一歩間違えたらそういう世界にいっちゃう人が、健全な社会にギリギリで留まる受け皿みたいなところがあった気がします。A君もや〇ざじゃなくってプロレスラーになってたら、すこしは救われたんじゃないかなあ。前田日明さんも、それで救われた口だそうですし。
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昭和のプロレス万歳!
んん? 今回は言ってない??