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Category: アート・本・映画 etc. > 本(漫画・サブカル)   Tags: ---

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コミック『マーズ』 横山光輝

Mars.jpg 横山光輝さんの作品で、僕がバビル2世に並んで好きな作品が、このマーズです。テレビアニメにもなりましたが、アニメはバビル2世やデビルマンと同じで子供向けになってしまっていたみたい(^^;)。でも、コミックの方は強烈に面白いハードSF作品、設定も物語展開もものすごかったです。

 物語の設定がすごいです。むかし、地球に来た宇宙人が、人間の高い知能と好戦的な性格を見て、人間はいずれ宇宙を滅ぼすかもしれないと心配になり、地球の各地に人間の監視者と人間を破壊する「六神体」というロボットを残します。そして、もし人間が危険な事をするようなら、六神体を使って人を滅ぼす事にしたのです。さらに、ガイアというロボットは地球を滅ぼす破壊力を持っており、主人公のマーズが人間を危険と判断したら、ガイアを使って地球を破壊する事になっています。しかし、マーズは予定よりも早く目覚めてしまい、記憶喪失に陥っていて…

 この漫画が描かれたのは1976-77年、オイルショックや冷戦の時代で、終末論がささやかれていた時代です。ノストラダムスの大予言も取り沙汰されていて、あと数十年後に、核戦争で人類は滅びるんじゃないかなんていう社会不安もありました。マーズの終末観はこういう社会風潮を背景に描かれたと思うのですが、これがすごいです。人間の愚かさも描かれていて、強烈な風刺として胸が痛い…。また、物語の設定が見事なだけでなく、ストーリー展開が面白く、さらに最後に至ってはデビルマン以上の衝撃のエンディングをむかえるのです。子どものころは、引き込まれるように一気に読みました。

 横山光輝さんといえば、三国志などの歴史漫画が有名ですが、僕にとってはバビル2世とマーズのふたつを書いたSFファンタジーの作家。手塚治虫さんや永井豪さんのような超のつく傑作を生み出す事は出来なかったかも知れませんが、駄作がなくて、どの漫画も平均以上の面白さ。そういえば、鉄人28号もジャイアントロボもポセイドンも、横山さん作なんですよね。ひそかに日本の兵器型ロボット漫画の御大となる人なのかな。あまり有名じゃない作品ですが、隠れた名作と思っています…ラストが『続・猿の惑星』なみの衝撃の終わり方なんですが、なんともあっけらかんと終わっちゃうんですけどね(^^;)。

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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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