『Astor Piazzolla / Tango: Zero Hour』

TangoZeroHour.jpg アルゼンチンの音楽であるタンゴは、もともと売春宿から生まれた音楽だそうです。さすがにいかがわしいので、今では「場末の酒場」とか、色々とやわらかく表現している本が多いみたいですが。タンゴも多くの中南米の音楽の例に漏れず、ダンスの伴奏として行われたようです。

 そういった音楽が熟成していくと、どこかでそれを芸術的な方面に高く飛躍させる音楽家が出現することが時としてあるようです。タンゴの場合、このアストル・ピアソラがまさにその人。初めて聞いたときは「うわ、すげえ格好いい!」と思いました。

 タンゴで強烈だと思うのが、リズムです。すごいグイグイ来るんですよ。西洋音楽の流れにある音楽だと思うんですが、メロディを流暢に伝えるというより、「ズンッ!ズンッ!」って押し込んでくる感じです。「お客様が聞きやすいように」とかじゃなくって、あくまでハードに攻めてくる感じ。格好いいです。中年男性には、これぐらい油ぎっててほしいと思ってしまいます。。

 ピアソラというのはタンゴと言えばまず最初に名前が出るような人ではあるのですが、彼の音楽がタンゴの代名詞かというと、どちらかというとタンゴの本流からは外れたところにいる人みたいです。でも、そういったところに構わずに自分の信念を貫いていく感じが、また格好いいのです。険しい顔をして、バンドネオンをものすごいリズムでガシガシと演奏していきます。ピアソラの音楽には、一時ずいぶんと聞いたものですが、このCDは録音がまた良いので、特に気に入っています。


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Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです(ノ^-^)ノ
音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。
プロでも評論家でもありませんので、たいした事は書けないかも知れませんが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!! レコ芸に載っていた近藤譲さんの新譜、室内楽作品集みたい。好きな作曲家なんで聴きたいんですが、持っている2枚のALM盤と4曲かぶってるので悩み中…
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