『サビーカス / フラメンコの世界』

Sabicas_FlamenkoSekai.jpg ニーニョ・デ・リカルドに並んで、昔の大御所フラメンコ・ギタリストで「これはすげえな…」と思わされたのが、サビーカスという人です。ロックとかジャズに比べたら比較にならないぐらいに指が速いんですが、フラメンコとしてはまあ普通ぐらいなのかもしれません。しかし…やっぱり表現が凄いんです。変幻自在、曲全体を通しての構成力がハンパではない。落とすところは落として、そこから一気に持っていくから、グイグイ来ます。それでいて舞踊音楽フラメンコのあの強烈なリズムは残っているという。

 このCDには『サビーカス / フラメンコ・ギターの至芸』という姉妹盤がありまして、どちらのCDもおススメです。今回こちらを選択したのは、フラメンコの基本編成である、ダンス、歌、ギターの編成での録音がたくさん入っているから。『至芸』の方はギター独奏です。でも、そちらも素晴らしい。
 僕は音楽からフラメンコに入っているので、どうしてもギターを中心に聴いてしまいますが、実際のフラメンコというのは歌が重要で、次に踊り、ギターは最後みたいです。日本に「パセオ・フラメンコ」というフラメンコ専門誌がありますが、これなんかは完全に踊り中心。で、フラメンコの踊りや歌も物凄い。このCDには踊りのサパテアード(足さばき)の靴音や、パルマ(踊り手や歌い手や観客の手拍子)なんかも入っていて、また歌の強烈な煽り(「オレ~」とか有名ですよね。でも、そんな生易しいものじゃなくって、極端にアッチェルしていく曲中でで「ア~ヤ~ヤ~!!!」みたいな絶叫のあおりがもの凄いリズム感で叫ばれる時なんかは、ウオオ!!てなります^^)が聞けたり、ギターだけでない、フラメンコ全体の迫力が伝わってきます!!それがスタジオ録音のせいで妙に整って聞こえてしまう所だけが少し残念ですが。。
 クアドラ・フラメンコ(ダンスや歌も含めたフラメンコのフル編成)だけでなく、ギター独奏も入ってます。だから、2枚のうち1枚だけ選ぶなら、こっちの方がお得かなと。これにハマったら、もう1枚の方も買う、というのが賢いかと。。しかし…ジャケットがだせえ(笑)!!




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Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです(ノ^-^)ノ
音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。
プロでも評論家でもありませんので、たいした事は書けないかも知れませんが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!! レコ芸に載っていた近藤譲さんの新譜、室内楽作品集みたい。好きな作曲家なんで聴きたいんですが、持っている2枚のALM盤と4曲かぶってるので悩み中…
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