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心に残った音楽♪

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Category: アート・本・映画 etc. > 映画   Tags: ---

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映画『寒椿』 宮尾登美子原作、西田敏行・南野陽子主演

Kantsubaki movie これも宮尾登美子さんの小説の映画化作品です。「鬼龍院花子の生涯」はもう一度見ようとは思わないんですが、この映画は僕の大フェイバリット、人生で何十回見たか分からないほど好きです!心が震え、涙が止まらず。あまりに好き過ぎてVHSのテープがベロベロ、DVDで買い直しちゃったぐらいです(^^)。もしかしたら、僕が邦画でいちばん多く観たのって、この映画かも知れません。それぐらい好きです。

 舞台ははじめて普通選挙法が発令された時期なので、大正時代ぐらい?舞台は高知。ばくち狂いの親の借金のかたに身売りされた美女・貞子(南野陽子)だったが、侠気ある女衒(ぜげん)の富田(西田敏行)のはからいで、満州に売り飛ばされる事も女郎になる事もなく、芸妓として働く事が出来るようになる。「ぼたん」という源氏名でいちやく土佐一の美女として売れっ子となるが、これを見受けしようという土佐の有力者どうしの政争に巻き込まれてしまう。親に売られ、客は体ばかりを求める中、自分から何も取らずに守ってくれる富田に心を寄せるぼたん。しかし富田は元侠客で、大恋愛の末に足を洗った男だった。そして、様々な思惑や嫉妬心が重なった事で、やくざに売り飛ばされたぼたんだが、それを知った富田は…

 監督が網走番外地の降旗康男という事で、まったく期待してなかったんですが、これは素晴らしかった!!邦画って元々こういうものでしたよね、撮影所政策でプロ製作者集団が作るもので、文芸作品の匂いがあって、それでいてエリートっぽさではない市民階級の話であって。どこに胸を打たれるって、元々は荒くれ侠客だった女衒の振る舞いです。人を救うために、みじめな思いをしてでも人に頭を下げ、自分の心を隠して歯を食いしばり…。これって、ヒエラルキー社会の様相が強かった昔の日本の中で、庶民の間で理想とされた道徳像なんでしょうね。人のために命を尽くすという美感って、これが悪い方に利用されて特攻隊みたいなのが生まれたりした悲劇もありましたが、それでも日本の文学や映画の中にはよく出てくる美感である事に変わりはないと思います。今、電車で老人が立っていてもスマホをいじって席を立とうともしない大人だらけの社会になってしまった日本人は、こういう映画を観た方が良いんじゃないかと。あんまりヒットしませんでしたが、日本の文芸映画と、任侠映画のいいところがミックスされた大名作だと思います!これはぜひ見て欲しいなあ。。

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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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