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Category: CD・レコード > ブルース・ソウル   Tags: ---

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『Stevie Wonder / Songs in the Key of Life』

Stevie Wonder Songs in the Key of Life  スティーヴィー・ワンダーが1976年に発表したアルバムです。LP2枚とEP1枚というとんでもないボリュームで発売されたくせに、ビルボードで何カ月も1位に君臨するほどの大ヒットしました。でも、2枚組のアルバムを買うと、外した時に痛いと思っていた僕は、手にしたのはけっこうあとの事でした (^^)。

 しばらく、オーディオ的な音の良さを追求していたようにみえたスティーヴィー・ワンダーでしたが、このアルバムは歌に戻ってきた感じ。2枚組ですがコンセプトアルバムではなくて、小さな歌がいっぱい詰まってる感じ。なぜかフュージョンっぽいギターインストとかもやってましたけどね(^^;)。参加ミュージシャンの数も膨大で、なんというか…まとまりのないアルバムに聴こえてしまいました(゚∀゚*)アハハ。ポップやファンクなナンバーは、好き嫌いは別として、サッとセッションして終わらせたようなものが多くて、完成度がイマイチかな?アレンジや演奏の完成度だけでなく、ハズレ曲もそれなりに多い印象…というか、小曲を20曲近く連続なので、いい曲でもいい曲に聴こえなくなってたかも (^^;)。
 でも、「Love's In Need Of Love Today」(ある愛の伝説)は大名曲、曲も詞もアレンジも悶絶するほど好き。特に、詞は、涙が出そうなほどに素晴らしいです。

love's in need of love today
don't delay
send yours in right away
今、愛が必要とされる分だけありません
遅れないで、あなたの愛をすぐに下さい

hate's goin' round
breaking many hearts
stop it please
before it's gone too far
憎しみがそこらじゅうにあって、多くの心を傷つけています
手に負えなくなる前に、お願いです、それを止めて下さい


 なんと素晴らしい詩なんだろうか…僕にとっては、この1曲のためだけにあるアルバム、この1曲だけを何度もリピートして聴いてしまいます。世界中の人が、この言葉を持つ事が出来たら…。70年代のスティーヴィー・ワンダーは本当に神がかってました。オーディオのレベルがすごいとか、サウンドアレンジにまったく新しい美感を持ち込んだとか、歌がうまいとか歌曲が素晴らしいとか、それらすべてが素晴らしいんですが、いちばん凄いのは、それらが全部「人の幸福」「平和」という思想に繋がっている所なんじゃないかと。僕は、そこに感動します。ひとつの思想を伝えているという意味で、彼は立派な思想家であって、それを伝える手段が言語ではなくて歌だったんじゃないかなあ。…でもアルバム2枚は長かった(^^;)。

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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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