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Category: CD・レコード > 民族音楽・ワールド   Tags: ---

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『渓間のガザル カシミールのラバーブ』

Tanimano Gazaru_Kashimir no Rubab CD『パキスタンの音楽』の感想の中で、西アジアの擦弦楽器ラバーブじゃなくって、パキスタンやアフガニスタンに撥弦楽器のラバーブがあると驚いてしまいましたが、僕はパキスタンのラバーブによる演奏をまるごと収録したCDを持ってました(^^;)。いや~、持ってるだけでちゃんと聴いてないLPやCDって、意外とあるもんですね。整理のためにブログを書いててよかった、書いてなかったらずっと埋もれたままでした(^^;)。ちなみに撥弦楽器の方のラバーブは、カラコルム山脈近くとアフガニスタンに残っているそうです。

 収録は5曲で、うち2曲はラーガ、3曲はガザルでした。ガザルに関しては、昔、『ウルドゥーの歌姫 パキスタンのガザル』なんてCDの感想を書いた事があるので、興味があったらそっちも読んでみてね(^^)。

 ラーガはトゥンバクナーリというタブラみたいな音のする打楽器との合奏。カラコルム山脈の山間部の秘境のような場所に残っている音楽というから、もっとアマチュアっぽい演奏や音楽かと思ていましたが、ラーガの即興演奏なんて相当に見事でした。

Funza.jpg ガザルはラバーブの弾き語り、またはラバーブ弾き語りにトゥンバクナーリがついてる形。『ウルドゥーの歌姫 パキスタンのガザル』というCDでのガザルは、アーシャー・サマンという色っぽい声の女性歌手が歌ってましたが、このCDで歌ってる人の声はハスキーで、軽い歌音楽なんて雰囲気じゃなくって、昔から村に伝わってきた儀礼歌のような厳かさを感じました。これは素晴らしい音楽、人を寄せ付けない霊峰の近くにひっそりと住む人たちが受け継いできた音楽という感じ、ちょっとジンときてしまいました。インド/パキスタンというと暑い所だと思っていましたが、さすがにこのへんは涼しいんでしょうね。

 ちなみに、この音楽の収録されたフンザという地域は、今でこそパキスタンに編入されたものの、ちょっと前までは山の王国だったんだそうです。フンザの近くは、カラコルム・ハイウェイというのがあるそうなんですが、K2の真横にある大山脈カラコルムやインダス川と接しながら進むので、とんでもない断崖絶壁や、神秘的な巨峰を拝む事の出来る絶景の連続なんだそうです。あまりに険しい場所のため、工事中の事故死者数は三千人を越えたそうで。。こんな所に、ひそかに生き残っていた楽器がパキスタン・ラバーブで、これが日本の正倉院に残っている五弦琵琶のルーツという学説があるそうです。何千年も前からずっと続いている人類と音楽の歴史は、本当にすごいなあ。。

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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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