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Category: CD・レコード > クラシック   Tags: ---

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『プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番 ラヴェル:ピアノ協奏曲ト短調 アルゲリッチ(p)、アバド指揮、ベルリンフィル』

Prokofiev_PianoCon3_Ravel PianoCon_argerich abbado berlinPhil プロコフィエフのピアノ協奏曲でいちばん有名と思われるのがこの3番です。中でも、この曲を弾き倒してるのがアルゲリッチ一気に駆け抜ける感じ、全盛期のアルゲリッチはマジでカッコいい!

 とはいうものの…20世紀の音楽家らしい音をプロコフィエフに求めてしまう僕は、やっぱりこのピアノ協奏曲3番も思いっきり保守でダメでした(^^;)。全音階的なものを使おうが何しようが、機能和声で統制した音楽の一部としての使用だし、なによりエスプレッシーヴォに音楽をまとめるところが古典~ロマン~新古典というクラシック王道の範囲なのでね。
 もう1曲入っているラヴェル「ピアノ協奏曲ト短調」ですが…これはいつぞや紹介したCDとまったく同じ録音。ピアノ協奏曲のLPって、違う作曲家のものをAB面にカップリングする習慣がありますが、これってなんでなんでしょうかね?それにしてもクラシックのレーベルの、こういう同じ録音を曲の組み合わせを変えて売る商売、やめて欲しい。うちに帰って聴いて、「あ、この演奏きいた事あるな」と初めて気づきました。自分が持ってるCDの録音が何年の録音なのかなんて、いちいち覚えていられないよ(´_`。) 。。

 というわけで、評論家さんがプロコフィエフの代表作として紹介されているような曲は、僕はみんな駄目。まあこれはクラシックあるあるで、ハイドンやベートーヴェンが神様でクラシックの王道だと思ってる評論家さんは、20世紀初頭に色んな様式の曲を書いた作曲家の作品は、保守的な曲を書いたら傑作で、先鋭的な事をやったらイマイチにされちゃうんですよね。バルトークの代表作に「管弦楽のための協奏曲」を挙げたり、メシアンの代表作に「トゥーランガリラ交響曲」を挙げる評論家が今もいるんですからね。というわけで、僕がプロコフィエフの作品で素晴らしいと思ったものに出会うのは、もう少し先なのでした(^^;)。。

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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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