FC2ブログ

心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

Category: CD・レコード > ジャズ   Tags: ---

Response: Comment: 0  Trackback: 0  

『Michel Legrand / Legrand Jazz』

Michel Legrand Legrand Jazz 僕がミシェル・ルグランの音楽をはじめて意識して聴いたのは、「シェルブールの雨傘」や「女と男のいる舗道」といった映画音楽ではなくて、マイルス・デイヴィスらニューヨークのジャズマンを集めて作ったこのレコードでした。正確には、「Legrand Jazz」に3曲を追加して作られた「Legrand Jazz Alpha Plus」というアルバムです。若いころにこのレコードを聴いたきっかけは、僕が参加していたジャズバンドのマスターに薦められたからでしたが、正直いってピンと来ませんでした。面白いですよね、音大ではフランス音楽が専門だったくせに、こういうフランス風の音楽がダメだったんですから(^^;)。きっと、「ジャズはもっと攻撃的でないと」と思ってたんでしょう。モノの判断基準が狭くて、人間として若すぎた自分でした(^^;)。

 ところが、もっと大人になってから聴いたら、アレンジの素晴らしさにしびれたんです。たぶん30代だったと思うんですが、それぐらいまでは、こういう粋は分からななかったんです。フランス物でいうと、プーランクあたりを良いと思うようになったのも、その頃でしたし。このアルバム、ジャズの名曲をルグランがアレンジしてのビッグバンド演奏なんですが、リズムやテンポチェンジは当たり前、1曲目の「ジターバグ・ワルツ」なんて、倍テンになったり戻ったり、それでいて歪になるんじゃなくてひたすら美しいんですから、素晴らしいとしか言いようがないです。今では「これは素晴らしい」と、何度もリピートして聴いてしまうこの「ジターバグ・ワルツ」が、若いころはこれですら「軟弱すぎて聴いてられない」と受け入れられなかったんですよ…。それでもこのCDを取っておいたのは、この音楽が分かるようになる日がいつか来ると思っていたのかな?

 ジャンゴ・ラインハルトの名曲「ヌアージュ」のフワーッとしたアレンジも見事、ガレスピーの大名曲「チュニジアの夜」のアレンジも、途中でホーンセクションが2コースとアドリブの3コースに分かれる見事さ。アメリカのジャズがイーストコーストのセッション垂れ流しではなく、ウエストコーストみたいにもう少しアレンジを大事にしたまま進化していたら…と思わずにはいられない素晴らしさです。自分が30代になるまで理解できなかった、ビッグ・バンド・アレンジのフランス流の料理の仕方を味わえる見事なアルバムと思いました。名盤と言われるだけのことはある1枚だと思います。

関連記事
スポンサーサイト




Comments

04 2021 « »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
検索フォーム
これまでの訪問者数
アド
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Archive

RSS