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Category: CD・レコード > ジャズ   Tags: ---

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『Michel Legrand / Legrand Jazz』

Michel Legrand Legrand Jazz 僕がミシェル・ルグランの音楽をはじめて意識して聴いたのは、「シェルブールの雨傘」や「女と男のいる舗道」といった映画音楽ではなくて、マイルス・デイヴィスらニューヨークのジャズマンを集めて作ったこのレコードでした。正確には、「Legrand Jazz」に3曲を追加して作られた「Legrand Jazz Alpha Plus」というアルバムです。若いころにこのレコードを聴いたきっかけは、僕が参加していたジャズバンドのマスターに薦められたからでしたが、正直いってピンと来ませんでした。面白いですよね、音大ではフランス音楽が専門だったくせに、こういうフランス風の音楽がダメだったんですから(^^;)。きっと、「ジャズはもっと攻撃的でないと」と思ってたんでしょう。モノの判断基準が狭くて、人間として若すぎた自分でした(^^;)。

 ところが、もっと大人になってから聴いたら、アレンジの素晴らしさにしびれたんです。たぶん30代だったと思うんですが、それぐらいまでは、こういう粋は分からななかったんです。フランス物でいうと、プーランクあたりを良いと思うようになったのも、その頃でしたし。このアルバム、ジャズの名曲をルグランがアレンジしてのビッグバンド演奏なんですが、リズムやテンポチェンジは当たり前、1曲目の「ジターバグ・ワルツ」なんて、倍テンになったり戻ったり、それでいて歪になるんじゃなくてひたすら美しいんですから、素晴らしいとしか言いようがないです。今では「これは素晴らしい」と、何度もリピートして聴いてしまうこの「ジターバグ・ワルツ」が、若いころはこれですら「軟弱すぎて聴いてられない」と受け入れられなかったんですよ…。それでもこのCDを取っておいたのは、この音楽が分かるようになる日がいつか来ると思っていたのかな?

 ジャンゴ・ラインハルトの名曲「ヌアージュ」のフワーッとしたアレンジも見事、ガレスピーの大名曲「チュニジアの夜」のアレンジも、途中でホーンセクションが2コースとアドリブの3コースに分かれる見事さ。アメリカのジャズがイーストコーストのセッション垂れ流しではなく、ウエストコーストみたいにもう少しアレンジを大事にしたまま進化していたら…と思わずにはいられない素晴らしさです。自分が30代になるまで理解できなかった、ビッグ・バンド・アレンジのフランス流の料理の仕方を味わえる見事なアルバムと思いました。名盤と言われるだけのことはある1枚だと思います。

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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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