『JIMMY LIONS, ANDREW CYRILLE / BURNT OFFERING』

JimmyLions_BurntOffering.jpg フリージャズのレコードです。ジミー・ライオンズ(アルト・サックス)とアンドリュー・シリル(ドラム)のふたりは、セシル・テイラーのバンドの最強メンバーでした。セシル・テイラーのバンドにはサニー・マレイとか、有名な人の参加も多かったのですが、しかし実力的にはこの二人が凄かったです。モンク・バンドのフランキー・ダンロップとか、チャールズ・ミンガス・ユニットのジミー・ネッパーみたいなもので、ピンで名前が売れる事はなかったが、実力的にはその辺のソロイストよりも凄いというタイプですね。こういうタイプの人って、格好良く思えてしまいます。知る人ぞ知る真の実力者みたいな感じで。

 さて、このCDは、セシル・テイラーという脈からではなく、レコード屋でたまたま知りました。「うおおお、すげえ!!!」と思って、即買いしてしまったのでした(^^)。以前の記事で、ジョン・コルトレーンとラシッド・アリというサックス&ドラムのすさまじいフリージャズのアルバムを紹介した事がありますが、それに匹敵するほどの凄まじさ。録音の良さでいえば、こちらの方が上なぐらいです。
 最初は、かなり慎重にというか、丁寧に音楽を作っていきます。ここで、やたらめったらに感情表現にしてしまわず、丁寧に音を積み上げていくところは、さすがはセシル・テイラー・ユニットのメンバーだけはあると思わされます。そしてその音は、音楽を作っていくという方向も向いているし、お互い同士の会話にもなっている感じです。で、これがどんどん高みに上り詰めていく。こういう高揚感は、フリージャズを聴くときの醍醐味だと思います。ウワーッとくる感じです。

 もうひとつ。このCDは、BLACK SAINT というイタリアのジャズ・レーベルから発売されています。ジャズと言っても、かなりフリー寄りの作品のリリースが多く、またセッション的なものが多いです。ジャケットを見ても、このフォント、このデザイン、乱造感がハンパでない(^^;)。。そんな感じのレーベルなものだから、とにかく当たりはずれが多いです。これは、ヨーロッパのジャズレーベル全般に言える傾向の気がします。しかし、このアルバムは大当たり。フリージャズ未体験の友達が僕の部屋に遊びに来た時に、このCDをBGMにかけていたら、興奮して「うおお~燃える!」と叫んでいたのはいい思い出です(笑)。




関連記事
スポンサーサイト
プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです(ノ^-^)ノ
音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。
プロでも評論家でもありませんので、たいした事は書けないかも知れませんが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
フリーエリア
検索フォーム
リンク
最近気になってるCDとか本とか映画とか
 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!! レコ芸に載っていた近藤譲さんの新譜、室内楽作品集みたい。好きな作曲家なんで聴きたいんですが、持っている2枚のALM盤と4曲かぶってるので悩み中…
これまでの訪問者数
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
アド