FC2ブログ

心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

Category: CD・レコード > ジャズ   Tags: ---

Response: Comment: 0  Trackback: 0  

『John Coltrane / Coltrane』

John Coltrane Coltrane ジャズ最高のアーティストに彼の名前を挙げる人もいるほどのモダンジャズの大物ジョン・コルトレーン!彼がアトランティックに移籍する前の初期録音をまとめて聴いてみよう、そうしよう(^^)。これは、ジョン・コルトレーンの記念すべきソロ・デビュー作です!1957年発表なので、まだモンクのバンドに参加する前かな?このアルバム、あんまり評価されてない…というか、あからさまにダメという人もいるぐらいですが、メッチャかっこいいです!

 とにかく素晴らしいのが、1曲目「Bakai」。3管のアンサンブルで、いきなりプログレのようなジャズです!ロックばかり聴いていた僕がモダンジャズを聴き始めた頃、みんな同じような曲やってるのがつまらなかったんですよね。ちょっとアドリブ演奏偏重すぎるな…みたいな。そういう所が解消されていたのがミンガスのアルバムだったり、この曲だったりしたのです。ドルフィーが『Last Date』で演奏したモンクの「Epistrophy」みたいなアレンジで、バリサクのオスティナートの上に管のアンサンブルが折り重なる幾何学的なテーマ部分から、いきなりフォービートのコーラスパートに繋がります。これはアドリブ以前に曲として素晴らしい!しかも、最初のブローイング・コーラスをコルトレーンが取らないし、うまい下手の前に、視点がアーティストなんですね。

 以降は、ワンホーンのジャズチューンが続きました。コルトレーンのバラード演奏は、他の曲の演奏と違って、あくまで歌わせに行くんですが、そのスタイルはここですでに完成。問題はそれ以外の、アドリブの妙技を聴かせるジャズチューンで、これが美感がすでにそれまでのテナーサックス奏者と違って、「メロディを歌わせる」とか「聴衆を楽しませる」という所に行ってません。ここがソニー・ロリンズと大違いで、コードプログレッションに対するインプロヴィゼーションのプレイアビリティの追求っぽい。なるほど、この後のモダンジャズの動向やコルトレーンの音楽の発展を知らずにこれを聴くと、「練習みたいなアドリブだなあ」と思われて、それが低評価につながったのかも。

 コルトレーンの処女作を聴くと、コルトレーンって元々は音楽のセンスはあまりなかったのかも。リズムは良くないし、アーティキュレーションはイマイチだし、ソロは理詰めで考えた練習みたい。ただ、プレイヤーって、トップの成績の人は意外とすんなりミュージシャンを止めちゃったりして、「あんまりセンスないけど努力家だよな」なんて人が生き残ったりしますよね。極めようという姿勢が尋常じゃなくて、32分のあのコルトレーンなフレージングになると、すでにものすごいです。こういうのはセンスだけじゃダメで死ぬほど練習した人だけが出来る技だと思うんですよね。口でいうのは簡単だけど、努力が出来る人なんて本当にごく少数。この求道者的な姿勢が、ジャズをエンターテイメントから引きはがして求道的な音楽へと引きずりこんだのかも。評価の高いアルバムじゃないですが、僕的にはアトランティックやインパルス以前のコルトレーンでは、ブルーノートのブルートレーンよりもソウルトレーンよりもこれが一番好きです (^^)。

関連記事
スポンサーサイト




Comments

05 2021 « »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
検索フォーム
これまでの訪問者数
アド
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Archive

RSS