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Category: CD・レコード > ロック・ポップス   Tags: ---

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『Pink Floyd / The Wall』

pinkfloyd_TheWall.jpg ピンク・フロイドの11枚目のアルバム、1979年発表です。2枚組で、コンセプト・アルバムというかロックオペラというか、ひとりの主人公の物語でした。

 曲が切れ目なくつながるし、たしかにコンセプト・アルバムっぽいです。ただ、ピンク・フロイド独特の幻想的な感じも、独特な音楽的な工夫も薄くなって、かなり普通のロックバンドに近づいた感じ。ピンク・フロイドのドラムって、かなり面白いリズム・フィギュアを作りだしていたのに、このアルバムでは安易にエイトビート叩いちゃったり…これは悲しい。『原子心母』以降しか聴いてないならまた感想が違うのかも知れませんが、『神秘』『ウマグマ』を知ってると、音も深みがなくって軽くて、ちょっとだけ残念だったかな。でも好きな曲もあって、「Another Brick in the Wall part1」はすごくカッコよくて好き(^^)。この曲だけが救いだったかな。。

 決して悪い作品じゃないし、力作とは思うんですが、『狂気』以降のフロイドは音楽的なイマジネーションを出し尽くしてしまっていて、それでも良いものを…と無理やりひねり出している感じなのかも。それでも何とか踏ん張れれば『』みたいな良いものを作り出せるけど、踏ん張れないと、SEとか物語とか、そういう音楽ではない所のアイデアしかもう残ってない、みたいな。キング・クリムゾンみたいに作曲や演奏でプログレッシブな所に踏み込んでいけるだけの力があるバンドではないから、どうしてもアイデア勝負にならざるを得ない部分は出てきちゃうのかも知れません。

 それでも、チャート音楽を10曲並べただけのアルバムをひたすら作ってるバンドとか、いまだにお客さんの集まりそうなレパートリー並べてコンサート開いてるようなタイプのクラシックやジャズよりはよほどクリエイティブ。僕はこのアルバムでピンク・フロイドを卒業したんですが、今にして思えば嫌いになる前に別れる事が出来た恋人とでもいうか、いい別れになった1枚の気がします。これはもう手放そう、長い間ありがとね。

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Comments
私は手放せない(笑) 
これも好きなんですよ。
ちなみに次の『ファイナル カット』も好きなんですよね。私は逆に極初期の作品が苦手です。
Re: 私は手放せない(笑) 
ボネ太郎さん、書き込みありがとうございます。

そういえば、ボネ太郎さんのブログでファイナルカットを褒めていらっしゃいましたよね。僕は聴いてないんですが、『炎』みたいに、いざ聴いたら良いと思うのかも(^^)。

ピンク・フロイドの初期って、ファーストはまだ色々と改善する余地ありって感じですよね。プログレというより、ヘヴィー系のドラッグ・ミュージックみたいですし、別物みたいに感じます。まあ、中心メンバーが違うんだから当たり前なんでしょうが。
 
>嫌いになる前に別れる事が出来た恋人
Wallは、私にとって、分かれてしまった恋人の噂を、何年か後に聞いたような位置づけだったので、何の感慨も何の感想もなかったです。
音楽的なイマジネーションを出し尽くしてしまった感、という評にもうなずきます。
ちょこっと聞くと、むしろ普通のロックですね。
やはり、音楽って、自分の成長過程のどこで何を聞くかが大きいのかな。
Re: タイトルなし 
AKISSH さん、書き込みありがとうございます。

いや~、同じアルバムを聴いてきた方とお話しできることは、それが近い意見であれ反対の意見であれ、とっても嬉しいです(^^)。しかもAKISSH さんとは近い意見になる事が多いのは、ロックだけじゃなくてジャズも通過してるから、音楽の見え方が似てくるのかも知れませんね。

おっしゃる通り、このアルバムの印象って、自分がどれぐらいの段階の時に聴いたのかで変わってくるのかも知れませんね。オーソドックスなポップスやロックしか聴いてない頃に聴けば、「おお!、プログレってすげえ!」となりそうな気がしますし、『狂気』や『クリムゾン・キングの宮殿』を聴いた後なら「ずいぶんポップだな」と感じるのが普通な気がします。
決して悪いアルバムとは思わないですが、ピンク・フロイドにとっては余韻のようなアルバムなのかも知れませんね。

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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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