『Don Johnson / Heart Beat』

DonJohnson_HeartBeat.jpg 河合奈保子さんのアルバムを聴いてたら、なぜかドン・ジョンソンのアルバムを思い出してしまいました(^^;)。どっちもプロのヴォーカリストじゃなくてテレビタレントというところと、80年代の西海岸サウンドという所で、僕の中でつながってしまったのかも(^^;)。ドン・ジョンソンといえば何はともあれテレビドラマ「マイアミバイス」のソニー役ですが、実は役者デビュー前はロックバンドでヴォーカルをやってたそうで、イーグルスとかともつるんでいたそうです。

 とはいえ、歌はうまくないっす(^^;)。いいのは、曲と80年代のアメリカ西海岸のサウンドメイク!これが本当にいいです。特に曲は、タレントもののアルバムでいい加減に作ったとはまったく思えないぐらいに良い曲がずらり!曲は大サビで転調、そのままギターソロに突入して3コーラス目で元キーに戻すというのがこれでもかというほど流行してたのが分かります。音でいえば、ギターはコーラスとかディレイとかデジタルっぽいエフェクターをゴッソリかけてキラキラ、ドラムなんか元音が分からないぐらいにゲートかけてリヴァーブで「スッパ~ン」(^^;)、でもこれがいい。。いまこれを聴いてカッコいいと思うかどうかは人それぞれでしょうが、僕にとってはこの人間くささを消して機械っぽいところが、どろくさい70年代にはなくって、うかれて海岸沿いの綺麗なお店でデートしたりするのが本当にさまになっていた80年代とダブるんですよね。だんだんわかってきましたが、僕にとっての80年代って、音楽もファッションも建築も価値観もライフスタイルも、当時のアメリカ西海岸の文化の事なんじゃないかと。たしかに、当時の日本は恥ずかしいぐらいに完全にアメリカの物真似でした(^^;)。それは今もけっこうそうですけどね、でもなんでもアメリカオッケーという80年代の風潮はこの後に来る湾岸戦争で切れた気がします。だから、日本の80年代は幻の10年。音楽好きな人であればあるほど見向きもしなさそうなアルバムですが、実は80年代の産業ロックの名作のひとつじゃないかと。

『Aerosmith / Toys In The Attic』

Aerosmith Toys In The Attic いや~『ROCKS』も自分で買った記憶がありませんでしたが、このアルバムに至っては聴いた記憶すらないぞ、ぜったい誰かがうちに忘れてったんだな(^^;)。。それはともかく、『ROCKS』というアルバムをきいてちょっとマイナスな印象を持ってしまったエアロスミスでしたが、このアルバムを聴いたら、レコード1枚聴いたぐらいでミュージシャンの評価を決めてはいけないと反省。。

 エアロスミスの代表作なんて言われてる76年『ROCKS』というアルバムで「演奏がちょっと残念、キレもない」なんて書いてしまいましたが、その前年発表のこのアルバムを聴くと、けっこうキレがありました(^^)。「踊る!さんま御殿!」で流れてる「Walk This Way」とか、リズムにアクセントがついてノリがいいな~(^^)。う~んつまり『ROCKS』はこのアルバムが売れちゃってライブやらなにやら忙しくてリハ不足練習不足だったのかも。ZZトップとかのキレッキレのロックバンドに比べちゃうとさすがに見劣りしちゃうけど、これぐらいリズムが歌えてると聴いててキモチいいです!曲は…まあ70年代中後半のアメリカのレコードが似たようなもののキンタロウ飴状態というのは、音楽の基礎知識ですからね、これは仕方ない(^^)。英米のロックやポップスばかり聴いている時はあんまり思わないけど、他の音楽を少しでも聴き始めると「あれ?なんで大量生産の同じものばかり聴いてたんだ?」と気づくという。。大量生産品を大量消費するよう人を誘導する資本主義社会、恐るべし。

 このアルバムを聴くと、ショーバンドで、アメリカンバンド。楽しいものとしてのロックを演奏してきたバンドだったのかな~なんて思いました。この少し前の70年前後のロックみたいな「これはすごい」「これはやばい」「これはチョ~燃える」みたいなロックじゃなくて、バーベキューパーティーの時にラジカセで流しておく楽しげなロックとか、それこそダンスパーティーで演奏してるバンドとか、そういうものに聴こえます。軽音楽として楽しむロック。それって、70年代後半から80年代のアメリカのスリーコード・ロックンロールバンド全般に言える事かも。

『Aerosmith / Rocks』

AerosmithRocks.jpg KISSが爽快だったので、勢いに乗ってアメリカのロックの棚をこのまま聴き進める事にしよう、そうしよう(^^)。お、こんなの持ってたっけ?有名なのにあんまり聴かないまま通り過ぎてしまったロックバンドです。むかしから疑問なんですが、このスペルでエアロスミスって読むんですね、英語って難しいな。。自分で買った記憶も聴きこんだ記憶もないので、たぶん中学生の時に誰かがうちに忘れていったんだと思います。記憶にある人は申し出てくださいね(^^)。76年のアルバム。

 少しだけ曲に工夫があるけど、基本的にスリーコード・ロックンロールなバンドでした。エアロスミスを含め、この時代のこの手のバンドって、音楽は単純だし演奏も残念な事が多いので、若い頃もあんまり聴いてませんでした。それにしてもちょっとこれは・・・(^^;)。ヴォーカルはぜんぜん声が抜けずに喉だけで歌ってる、ドラムは盛り上げたい所でもリズムキープしか打てずコンビネーションショットになるフィルとなるとほぼ打てない…。盛り上がる所で、ギターを「フィ~ン」みたいにフィードバックさせてそれをいっぱいオーバーダビングするって、恥ずかしい気が…。。まあそういうのはともかく、演奏にノリやキレがないっす、単純に練習不足なんじゃないかと。いや~、スリーコードでも演奏がキレッキレならいくらでもカッコよくなるZZトップみたいな見本もあるんだから、見習ってほしいなあ。

 とはいえ、別のアルバムを聴くと、これが実力じゃない気がするので、色々理由があって練習やリハが間に合わなかったんじゃないかなあ。でも、時間かけずにチャッチャと作るなら、演奏や作曲のプロじゃないロックミュージシャンよりも、本当のプロミュージシャンが作るポップスの方がいいものが出来るのは当然で、70年代後半から80年代あたりの洋楽がロックよりポップス優位になったのは、このへんに理由があるのかも。

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『KISS / Destroyer』

KISS Destroyer KISSのスタジオ盤で唯一うちにあるのがこのアルバム。デトロイトのバンドらしく車のドアを開け、エンジンをかけ・・・というSEから始まって、ザクザクいうギターのリフが炸裂、カッコいいっす(^^)。KISSは分かりやすくロック&適度にポップという、このバランスがいいですね~。

 でも、超ひさびさに聴いて思ったのは、ライブアルバムに比べると楽器同士の分離が良すぎて、音楽が混じらない感じがキモチわるかったです(^^;)。演奏もやたらと丁寧で慎重で、キッチリ作ることを優先してるみたい。傷がないのはいいんだけど疾走感に欠ける・・・。たとえば、リフを弾いてギターソロに突入したらそのまま勢いでギターソロになだれこんで欲しいと思っちゃうんですが、分離が良いので、リフだけ先に淡々と録音して、後からギターソロだけオーバーダビングしているのがとってもよくきこえてきて、なんかそういうのってロックっぽくないというか、そもそもこのルックスに合わない気がする( ̄ii ̄)。。録音がいいのも良し悪しなんだな~、KISSがライブバンドと言われるのが分かった気がします。あと、やっぱりルックスにぜんぜん合わないピアノ&弦のバラードはなんの冗談かと思っちゃいました(^^;)。いや~、Xジャパンとかもそうなんですが、毛を逆立てて鎖をじゃらじゃらつけてマッドマックスみたいな格好の人に「君を愛してる~」とか「僕は傷ついて~」とかやられちゃうと、笑っちゃうんですよね(^^;)。。それはそうと、キッスのライブ盤みたいな勢いこそなかったですが、これはこれで丁寧に作られた楽しいポップロックでした!外連味たっぷりのバンドに硬派な音楽を求める人なんていないだろうし、ロックをBGM的に流して爽快に聴くなら、この分かりやすいポップ加減は絶妙のラインかも(^^)。


『KISS / Alive!』

Kiss_Alive.jpg アメリカのロックバンドKISSの1975年のライブアルバムです。若い頃、このメークがうさん臭く感じてしまって、「アメリカは売れる為なら何でもアリやな、どうせ見かけ倒しやろ」と、聴かずじまいで通り過ぎてしまった(^^;)。時は流れ、めずらしく演奏の仕事をいただき、そこで知り合ったレコードプロデューサーさん(こういう人種がいるのかとちょっと感動^^ファッションや喋り方もあか抜けていて、東京って凄いなと思った若い頃の僕でした^^)とKISSの話になったんです。「僕、キッスって聴いた事ないんですよ~エヘヘ」「え、そうなの?駄目だよロックの仕事するなら聴かないと」…みたいな流れで、プロデューサーさんが聴かせてくれたのがこれ。そして…おおおお~カッコいい!!音がズド~ンと太くて迫力があって、それだけで持ってかれちゃいました。でも、その感動って、レコーディングスタジオの馬鹿デカいスピーカーで聴いたからかも(^^;)。

 さすがグランドファンクMC5を生み出したアメリカのハードロックシーン!!露骨に売れようとする所もまたアメリカですが^^;、図太い音の迫力にやられました。ほかにも、リフがザクザクしてカッコいい!ヴォーカルもシャウトがさまになってる!!やっぱりアメリカのバンドははじけ具合が違いますね、これは国民性なのかなあ。僕はいまだにポールとジーン・シモンズとエースの区別がついていないニワカですが(^^)、外連味たっぷりな所も含め、カッコいいロックでした!KISSって、自分がもっと若い頃に出逢ってれば、もっと入れ込むことができたバンドだったかも。

プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです(ノ^-^)ノ
音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。
プロでも評論家でもありませんので、たいした事は書けないかも知れませんが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!! レコ芸に載っていた近藤譲さんの新譜、室内楽作品集みたい。好きな作曲家なんで聴きたいんですが、持っている2枚のALM盤と4曲かぶってるので悩み中…
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