ワールド・ベースボール・クラシックで聴いたイスラエル国歌

Israel baseball まったくチェックしてなかったんですが、テレビでやってた野球の世界大会がメッチャ面白いっす(^^)。日本代表の試合は初戦からずっと大激戦で、試合終了まぎわまでハラハラの試合の連続。おもしろすぎて、日本の試合をぜんぶ見てしまう始末(^^)。特にすごかったのはオランダ戦で、延長にもつれて5時間近くの大激戦、見おわった後も興奮してなかなか寝れませんでした。

 そのWBCのダークホースがイスラエル。イスラエルって野球やってるのか…と思ったんですが、どうもメジャーリーグなんかで活躍しているユダヤ教徒たちの連合チームみたい。1次リーグをまさかの全勝で勝ち抜け、2次リーグの最後の試合で日本と激突。楽しみにしていた僕は、試合前の国歌斉唱から見てました。イスラエル国歌って、皆さん知ってます?メロディはすごく有名なので、聴けば「ああ、この曲か」ってわかると思うんですよね。レクイエムっぽくって僕は大好きな曲なんですが、今回はじめて歌詞を知りました。いやあ、こんなにシオニズムを前面に打ち出した歌詞だったのか、おどろきだよ(・ω・ノ)ノヒョエ~。。帽子のロゴもダビデの星で、なんか色々と感じる所がありました。そして、そういう事は全然知らなそうな日本のサムライがそんなイスラエルをメッタ切り(^^;)。でも、試合が終わった後に握手している姿が良かったです。スポーツって、こういう所が気持ちよくて好きだなあ。

 音楽って怖いです。ユダヤ教徒でもなんでもない僕が、しかもイスラエル国の成立に対してとっても批判的な感情を持っている僕が、あのメロディと歌詞を聴いて心を動かされちゃうんですから。いつか、民族感情を乗り越えて、過去の事は皆で許しあって、人類がお互いに仲良くなれるようになる日が来るといいなあ・・・な~んて思って見てます。サッカーは一部の客が変な民族感情をぶつける残念な競技になってしまったので、野球はそうならずにこのまま行ってほしいなあ。といいつつ、僕は日本チームを応援するけどね(^^)。



映画『woodstock』

DVD_Woodstock.jpg そして、本家本元のウッドストック音楽祭のドキュメンタリー映画です!

 音楽大好きな僕は、映画よりもサントラを先に聴いてまして、映画を見たのはサントラよりもけっこう後でした。そんで、最初に見た時はけっこう戸惑ったんです。というのは、ステージにあがるミュージシャンの音楽を追ったドキュメンタリーだと思い込んでいたものだから、そうじゃない作りに「あ、あれ?」ってなったんですよね。でも、何回か見ているうちに、「ああそうか、そういうことか」と納得がいって、すごくいいドキュメンタリー映画だと思いました。

 この映画、音楽を追っているというよりも、ウッドストックに集まったお客さんを含めた「ウッドストックというフェスティバルが象徴したもの」を追っているんだと思います。映画の中で、客として来ているひとりの青年がけっこう丹念に追われてるんですが、この人はウッドストックに参加したミュージシャンやお客さんの中ではかなり思慮深い人という感じで、この人が今のアメリカをどう思っていて、こういう音楽をどう思っていて、自分がどう生きたらいいかも迷っていて…こういう所が追われます。また、ドキュメンタリーとして素晴らしいのは、それを軸にしないで、彼とはまったく違うようなヒッピーみたいな生き方をしてる人とか、バイカーの集団とか、メッセージを伝える黒人ミュージシャンのパフォーマンスとか、こういうものを多角的に捉えています。ベトナム戦争が混迷していく真っ最中に、アメリカの若者が何を感じてどう生きたらよいかを迷い、保守的な文化(音楽の中ではフォークやカントリー)もカウンターの文化(ロック)もグシャグシャで…みたいな感じです。 音楽だけを楽しみたいと思うと、違和感を覚えるかも知れないけど、これはすごくいいドキュメンタリー映画じゃないでしょうか。僕は大好きな映画です。


『woodstock two』

Woodstock2.jpg ウッドストックのサントラの大ヒットで味をしめたレコード会社が、1作目に未収録だった曲を集めて作った第2集!若い頃の僕はこれを買おうか迷ったんですが(スライが入ってたら躊躇なく買ってた?)、ジミヘン大量収録とマウンテン収録で決心してゲット!1枚目に入ってないアーティストは、マウンテンのほかにメラニーもかな?

まずジミ・ヘンドリックス。ハードロックやブルースロックというより、ワウをきかせまくってカッティングしまくりのファンクに近い事をやっていて、この独特のギターが妙にカッコよいです。ハードロック的にズバーンと来るんじゃなくって、グニャグニャしながらリズムがじわじわ癖になるというか・・・あたりまえですけどメッチャ上手いですね、なんで歌いながらあんなギター弾けるんだろう。。

ジェファーソン・エアープレイン。1枚目にも入ってたバンドで、僕はこのバンドで強烈に好きなアルバムがあるんですが、ウッドストックのパフォーマンスはイマイチかな(^^;)。でも、1枚目よりもこっちの方がいいです。ドラッグでラリってる人が作った躁状態のどこか地に足のつかない音楽といわれると、妙に納得してしまう。。曲はすごく凝ってて好きなんですけど、演奏がガタガタ、また女性ヴォーカルの方の(男女ツインヴォーカルのバンドです)グレース・スリックが音痴過ぎ、あとギターのヴィブラートが細かすぎて耳ざわりでどうもね…。でも、ヒッピー文化の集大成みたいなところがあったウッドストックのイメージに一番近いのって、実はこのバンドなのかも。

バタフィールド・ブルースバンド、ブルースハープの演奏が強烈!これはいいっす!ホワイトブルースのハープフューチャーのバンドでは、僕はJ・ガイルズよりもバタフィールドの方が上に思っちゃうなあ。途中からギターが弾きまくってますが、このギターって誰なんだろう。ただのブルースジャムと言われればそれまでかも知れないけど、イントロのハープを聴けるだけで僕は満足っす。

ジョン・バエズ、バンドミュージックが続いた後に、綺麗なアルペジオのアコースティックギター弾き語りが来ると落ち着きます(^^)。これはドラッグ文化というのとは真逆で、アメリカの田舎暮らしのマジョリティーの感性というのは、むしろこういう音楽に近い気もします詞の内容もけっこうまともで、かなり大きな拍手を受けてます(^^)。

クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング。モダン化したカントリーという感じで、1集でも2集でもけっこう大きく取り上げられてるんですが、CSN&Yはいつも飛ばしちゃう(&p゚ω゚*)。でも、こちらに入ってる「Guinnevere」という曲だけは恐ろしく良い!静かで暗くて、でもコーラスがゾッとするぐらい綺麗。この曲だけは素晴らしすぎて聴き入ってしまいます。。

マウンテン、なによりヴォーカルが強烈!!1集2集を合わせて唯一のハードロック、どこかで聞いた話だと、ウッドストックで一番盛り上がったステージはマウンテンだったなんていう話も。このCDを聴いて思ったんですが、マウンテンってハードロックの中ではけっこうブルース臭かったりカントリー臭かったりする所がありますよね。ウッドストックを聴いてると、アメリカではカントリーやフォークが根強く聴かれてるみたいだし、しかもけっこう保守層の多い国でもあるので、当時でディープパープルみたいにクラシックっぽい感じのハードロックをやると「これはアメリカの音楽じゃない」となっちゃうのかも知れませんね。どっかにブルースやカントリーが入ってないと、みたいな。日本と違って自分の国のアイデンティティとかを大事にしそうですし、このアルバムを聴いてなんとなくマウンテンの見方が変わりました。

ほかにはキャンド・ヒートなんかも入ってます。ジミヘンは後にウッドストックの演奏フル収録のビデオが出たし、オムニバス的なアルバムでもあるので、今となってはなかなか聴く切っ掛けのないアルバムかも知れませんけど、僕はけっこう好きなアルバムです(^^)。


『woodstock -music from the original soundtrack and more-』

Woodstock.jpg アメリカの田舎町へ50万人以上を集め、ジミヘンはじめ錚々たる出演者で開催された空前絶後のミュージックフェスティバル「ウッドストック」のサントラ盤です。LPだと3枚組(CDだと2枚)の大ボリュームで、映画に収録されていない曲も入ってます。ロック好きでこれを聴いていないとしたら嘘、1度は絶対に聴くべし(^^)!!

 出演バンドのほとんどがアメリカのミュージシャン。イギリスはフーぐらいかな?そして、昔聴いた時のイメージと違い、意外とフォーク勢が多いです。昔はこのフォーク勢が退屈だな~とおもってたんですが、今聴くと退屈だったはずのフォーク勢がすごくいい。ジョン・バエズをはじめ、だいたい歌も演奏もヘタで( ̄ー ̄)、やっぱりアメリカはヨーロッパに比べると音楽文化後進国だったんだなあと思う一方、逆にいうとプロの職業音楽ではなく民衆の声がリアルに歌になったガチのフォークロアがアメリカにはあったんだなあ・・・というところが、大人になってから聴くとじんじん伝わってきます。ちょっとだけ英語が聞き取れるようになったのが大きいのかも。1曲目のジョン・B・セバスチャンの弾き語りなんて、大人になってから聴くと、なんで「I had a dream」なんていうもの悲しい曲を一曲目に持ってきたのか、これがすごく意味深でジ~ンときてしまう。。

 そして、ロック勢。僕的な最初のピークはCD1枚目の最後(という事は、LPだと2枚目A面ラストかな?)のジョー・コッカーのビートルズ曲「With a little help from my friends」。あのなんだかよく分からない曲を、感動的なロックバラードに仕上げていて、最初に聴いた時は驚きました。アメリカのソウルミュージックの伝統か、バンドは結構いい加減なのにヴォーカルがやたらスゴイ(^^)!
 ここから先がスゴイ事になって、押せ押せの大盛り上がり大会!こんな名演があるのかという演奏がめじろ押し。まず、サンタナの「ソウル・サクリファイス」が熱い、熱すぎる!!これを聴いて燃えない人なんていないんじゃないでしょうか?!インストロックの最高峰のひとつ、この演奏にぶっ飛んだ僕はサンタナのレコードを買いあさりましたが、けっきょくこれを超える白熱度の演奏はありませんでした。迷わず聴いて欲しい!!
 そして、あんまり有名じゃないかも知れませんが、速弾きアルヴィン・リー擁するテン・イヤーズ・アフターの「I'm going home」、速くて熱いロックンロール、これも凄い!!テン・イヤーズ・アフターもこれで漁りまくる事になったんですが、自分たちのアルバムではけっこう凝ったサイケな事をやってたりして、シンプルに勢いで押しまくる演奏はこれを超えるものなし!これも超おススメです!!
 そして、僕的なこのアルバムの白眉はスライ&ファミリーストーンの15分に及ぶファンク・メドレー、これが死ぬほどカッコいい、グルーブが凄い!熱い!これはロック好きなら死ぬまでに一度は聴かないと駄目です!!ラリー・グラハムのベースのうねり具合がエグい!客を煽りまくって絶叫に突入していく白熱度がヤバい!これまたここからスライのアルバムは聴きまくったんですが、やっぱりこれを超える勢いの演奏は他に無し(同じ曲のスタジオ盤は音がかなりショボイです^^;)、いや~これだけ名演が揃ったというのは、会場の熱気とかがハンパなかったのかも知れませんね。
 最後はジミヘン。伝説のファズで歪ませまくったアメリカ国家が入っているんですけど、実は僕、このサントラではそんなに感動しませんでした。その前のスライがヤバすぎたんだな…。でもですね、後にジミヘンのこのウッドストックのステージをフル収録した映像を見た事がありまして、それは凄かった!収録曲が違っていたらもっと感動したかも…ああでもやっぱり「I Had a dream」から始まって歪んだアメリカ国家で終わらせるところにアルバム編集のコンセプトがあったんだろうから、やっぱりそれは駄目か。。

 あんまりすごい演奏が揃ってるもんで、後になってアーティストごとにパフォーマンスをフル収録したCDが出たりしてます。僕はとにかくスライが気になるんですが、買った友人いわく「やめとけ」との事。そうそう、僕はロックのライブのフル収録盤に買い直して失敗した経験が山ほどあるので、素晴らしいこのアルバムで止めておくのが正解かも。ウッドストック、ロック好きでまだ聴いていない人は急いで聴きましょう(^^)!!

『Lester Young - Teddy Wilson Quartet / Pres and Teddy』

LesterYoung TeddyWilson Pres and Teddy ジャズがスウィングからモダンへと大きく変わった時代差が大きかったと思うんですが、30~40年代という全盛期レスター・ヤングの演奏を聴いて、「確かにこれもいいけど、僕的にはレスター・ヤングは30年代や40年代前半よりも50年代後半の音楽や演奏の方が全然いいな」と思った高校生の頃のボクは、夢よもう一度とばかりに、またしてもテディ・ウィルソンと共演したレスター・ヤングのレコードを見つけて買ってしまったのでした(^^;)。こういうレコードを買って喜んでるなんてなんてジジ臭い高校生だったんだろうか…。でもこれを聴いて、レスター・ヤングはやっぱり50年代後半が最高と思ってしまいました。特にこれは、ワンホーン・カルテットなので、レスター・ヤングの演奏が満喫できます(^^)。

 スウィング・ジャズ的なリラックスした雰囲気漂う音楽なんですが、さすがにモダンジャズ全盛の50年代だけあって、サックスはモダンジャズの影響があります。でも、それでハードに行ったり難しい追及に行ったりせずに、あくまで心地よく朗々と音楽するところは、語法はモダンに片足を突っ込みながらもハートは古き良き「歌心あふれるジャズ」。ピアノのティディ・ウィルソンは、モダンジャズ最前線の時代の勢いからすると古いタイプのピアノですが、でもブルースとかスウィングジャズとかのピアノのあの匂いって、僕はけっこう好きなんですよね(^^)。というわけで、これも何となく流しておくといつの間にか部屋の雰囲気が最高になってしまうという最高のリラクゼーション・ジャズだと思います(^^)。


プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです(ノ^-^)ノ
音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。
プロでも評論家でもありませんので、たいした事は書けないかも知れませんが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!! レコ芸に載っていた近藤譲さんの新譜、室内楽作品集みたい。好きな作曲家なんで聴きたいんですが、持っている2枚のALM盤と4曲かぶってるので悩み中… 楽器屋で演奏してみたら、木製鍵盤で、タッチがけっこう本物のピアノに近かった!うちにあるアップライトがけっこうヤバいので、フルメンテして貰うか、こういうので間に合わせようか大いに悩み中。
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